南極に行ってみたい!一般人でも行けるの?
行き方や費用、日数なども教えて!
この記事では、添乗員として実際に南極に同行した私が、一般人でも南極に行く方法を紹介します。
ズバリ、
南極に行くツアーに参加すれば、一般人でもカンタンに南極に行けます!
日本から添乗員が同行するツアーに参加すれば、言葉の心配もなく、万が一のトラブルでも安心です。
今や南極は、行きたい!という思いがあれば、誰でもその夢を叶えることができる場所です。
この記事が、南極に行ってみたい!と考えている人の参考になれば嬉しいです。
\ 2025年2月9日限定出発 /
※すでに残席わずかです!
【結論】一般人が南極に行くもっとも簡単な方法は〇〇
ズバリ、一般人が南極に行くのに、いちばん安心で手っ取り早い方法は
「日本発着の添乗員付きツアーに参加する」です。
ツアーで行けるなんて、知らなかった!
南極はかつて、勇敢な冒険家たちが、命と引き換えにしてでも到達したいと願ってやまなかった地域です。
「簡単には行けない未知なる世界」というイメージが強いと思います。
冒険家や研究者など、限られた人しか行けない場所と思っている人も多いでしょう。
でも、じっさいは、快適なクルーズ船を利用して、一般の人でも安全に辿り着ける地域となりました。
\ 2025年2月9日限定出発 /
※すでに残席わずかです!
南極には船で向かうのが一般的ですが、日本発着のツアーでは、南米最南端の町アルゼンチンのウシュアイアから出航する船を利用することが多いです。
ニュージーランドやオーストラリアからの船もありますが、日本発着のツアーではあまり取り扱いがありません。
ちなみに、各国から南極までの距離ですが、
- ウシュアイア(アルゼンチン):1,000㎞
- ホバート(オーストラリア・タスマニア島):2,000㎞
- ニュージーランド(オークランド):3,800㎞
ということで、アルゼンチンのウシュアイアから南極に向かうのがいちばんの近道です。
ウシュアイアからのクルーズ船に乗る主な方法は2つ。
- 日本から添乗員同行のツアーに参加
- 南米ウシュアイアまでは自分で行き、クルーズ船のみ日本で手配
それぞれのメリットとデメリットをまとめます。
日本から添乗員同行のツアーに参加
とにかく安心して、よけいなストレスを感じずに南極旅行を楽しみたい!という人は、添乗員付きツアー一択です。
- 南米に行くのがはじめて
- 乗り継ぎなどに不安がある
こんな人は、悪いことは言いません、迷わず添乗員付きツアーに参加しましょう。
というのも、ウシュアイアまでがすでに大冒険だからです。
ウシュアイアまでは、最低でも飛行機を2回乗り換えて、35時間から40時間かかります。
南米では、飛行機が遅れるなんて、しょっちゅうあります。
ほかにも、手荷物が出てこなかったり、入国審査に手間取ってしまったり…
こんなトラブルに巻き込まれないとも限りません。
そんな時に、添乗員がいれば、いろいろサポートしてくれるので安心ですよ。
南極に行く前に、よけいなことで神経をすり減らさないでくださいね
乗り継ぎはもちろん、ツアー中に困ったことがあればいろいろ相談できます。
また、南極に行くクルーズ船は、特に指定がない限り、日本人のスタッフは乗っていません。
南極旅行の共通言語は英語。船内での案内や、アクティビティはすべて英語で行われます。
英語力に自信がない場合は、日本から添乗員が同行するツアーに参加する方が絶対に安心です。
海外旅行の中でも最高峰といえる南極旅行。
時間もお金もかかりますし、並々ならぬ思いがあっての旅行のはず。
失敗は許されませんよね!
添乗員同行のツアーなら、あなたの南極旅行をしっかりサポートしてくれますよ。
添乗員付きツアーは、出発日や行程が全て決まっているので、思い通りのプランを立てることができないというデメリットはありますが、圧倒的な安心感があり、利用する価値は十分にあります。
\ 2025年2月9日限定出発 /
※すでに残席わずかです!
ウシュアイアまで自分で行き、クルーズ船のみ手配する
ある程度旅慣れている人は、あらかじめクルーズ船のみ手配しておき、ウシュアイアまでは自分で行く方法もあります。
ベストワンクルーズなら、ウシュアイア発着で南極クルーズ部分のみ予約できます。
このメリットは、南極以外にも南米を観光できることです!
南米はとーっても遠いので、人生でそう何度も行ける場所ではありません。
それなのに、見どころがすっごく多いんですよね。
パッと思いつくだけでも、
- マチュピチュ
- ウユニ塩湖
- パタゴニア
- ギアナ高地
- イグアスの滝 …
まさに、一生に一度は見たい絶景のパラダイスです。
時間とお金は余分にかかりますが、遠路はるばる南米の最南端まで行くんです。
他の見どころもいっしょに見るのもアリかもしれません。
▶︎ベストワンクルーズ/ウシュアイア発着の南極クルーズツアーを見てみる
【時間】一般人が南極を旅行するには何日必要?
日本から添乗員付きのツアーに参加する場合、14日間前後のツアーが多いです。
船のスケジュールがあらかじめ決まっていて、それに合わせて航空券をセットにしてツアーを売り出しているので、だいたいどの旅行会社も同じスケジュールになるんです。
南極に行く船はいくつかありますが、私が乗船したQuark Expeditionは、9泊10日のクルーズ旅行でした。
10日間とはいえ、1日目はウシュアイアを夕方出航しますし、最終日10日目は午前中にウシュアイアに到着するので、実際はなか8日間。
しかも、片道2日かけてドレーク海峡を渡るので、実際に南極に上陸できるのは4日間です。
日本からウシュアイアに行くのにも片道2日間かかるので、合計で最短でも14日は必要、ということになるのです。
そう、気付いてしまいました?
わずか4日、南極を観光するこの4日間のために、日本からは14日間もの時間が必要なのです。
しかし、この4日間の経験は、人生観を変えてしまうほどに大きな影響をあたえてくれるはずです。
南極旅行は、
- 時間
- お金
- ドレーク海峡
この3つを制する必要があると言われますが、まさに時間。
この14日間をどう捻出するかが、勤め人にとっては一番大きな問題かもしれません。
有給をかき集めて…なんとかなりませんかね?14日間。
【費用】一般人が南極に行くにはいくらかかる?
そして気になるのが費用。
日本発着のツアーだと、だいたい250万円~450万円です。
やっぱり、高いですよね。
200万円もの差は何かというと、「ひとり部屋かどうか」です。
クルーズ船の客室は、基本的に2人で使うツインか、1人で使うシングルなのですが、このシングルを利用する場合、どうしても高額になってしまうんです…
たいてい、南極に行くクルーズ船の場合は、同性の人との「相部屋」が利用できるので、相部屋でもいい場合は、ひとりで参加しても料金を抑えることができます。
ただし!
クルーズ船にはさまざまな国の人が乗船しています。
国籍や年齢など、どんな人と相部屋になるかは指定ができません。
南極という大自然を前に、みんなテンションが上がっていますし、基本的には仲良く過ごせると思いますが、生活習慣や文化の違いからくるストレスというのは小さいものではありません。
まして、言葉が通じ合わなければなおさらです。
クルーズ旅行では、客室内で過ごす時間が長いです。
とくにドレーク海峡通行中は部屋で横になっている時間も長いので、自分の時間・空間をしっかり確保したい!という人は、ひとり部屋を確保した方がいいでしょう。
ちなみに私はというと、お客様と一緒でした…
まだ、外国のどなたかと一緒の方が良かったのですが…
非常に気を遣いましたし、やりにくかったのはここだけの話。
「外国の人と一緒だと思ったけど、添乗員さんでよかった~!安心!」と言ってくれたのがせめてもの救いです。
▶︎JTBクルーズで南極に行く夢を叶えよう!南極クルーズのプランと料金を見てみる
▶︎ベストワンクルーズ/ウシュアイア発着の南極クルーズツアーを見てみる
【危険?】ドレーク海峡は本当に荒れるのか
ウシュアイアに着いたら、ようやく南極に向かう船に乗船。
しかし、ここからがまた長くて、南極に着くまでさらに2日間の航行が始まります。
荒れ狂うことで有名な、かのドレーク海峡を渡るのです。
船が傾いて、ワイングラスが倒れたり、食器が滑り落ちる映像を見たことあるわ!
こればかりは、その時の運です!
仕事で気が張っている状況ということもありますが、思っていたほどひどい揺れではありませんでした。
ドレーク海峡の揺れに関してはそれなりに覚悟していたので、ちょっと拍子抜けしたのはここだけの話。
とはいえ、手すりにつかまっておかないと歩けない程度には揺れましたし、8名いたお客様の数人は食事を摂らずに寝ていたので、私が揺れに強いのかもしれません。
クルーズ船スタッフによると、
「もっと荒れるときもあるけど、今回はそこまでひどくないわね」
とのことで、「ひどくはないけど、そこそこ揺れた」ということでしょうか。
ドレーク海峡は「吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度」など荒れっぷりが表現されますが、つねに荒れているわけではなく、穏やかなときもあります。
テレビなどで荒れ狂う様子ばかりが映し出されるので、常に荒れ狂っている印象ですが、決してそうではないのです。
ドレーク海峡の揺れが心配で踏みとどまっているのでしたら、イチかバチかにかけてみるのはアリかもしれません!
往復なので、行きも帰りもどちらも穏やか、というのは結構難しい確率ですが…そんなに揺れないこともあります!
ちなみに。
このドレーク海峡を飛行機で飛んでしまおう!というぶっ飛んだツアーもあります。
しかし、料金もぶっ飛んでいますし、天候によって飛行機が飛ばず、観光日数が少なくなったり、最悪キャンセルもありえます。
また小型機のため、荷物の持ち込み制限(15㎏まで)もあります。
そのため、一般人が南極に行くには、やはりこのドレーク海峡を「船で」渡るのが現実的です。
【ひま?】ドレーク海峡通過中は何して過ごす?
ドレーク海峡を渡るには、丸2日かかります。
当然、行ったら帰ってこなければいけないので、4日間、ただただ海を渡るだけ、という時間があります。
その間、乗客は何をしているか気になりませんか…?
食べて、寝て、食べて、寝て…
いや、もう、これは本当に「食っちゃ寝、食っちゃ寝」しています。
クルーズ中の食事は、一流のシェフが振舞うビュッフェ。
それがおいしすぎて、ついつい食べ過ぎてしまうのです。
しかも、ラウンジには自由に飲めるドリンクや、ちょっとつまめるお菓子もおいてあるわけです。
好きなだけ食べたら、
「なんだか船が揺れてきたぞ?あれ。気分が悪いかも…」
と部屋のベッドにゴロン。
この繰り返しです。
「ドレーク海峡が揺れて気持ちが悪い」のではなく、「食べ過ぎで気持ち悪い」んじゃないの?と自分に突っ込みたくなります。
そんな生活をしていたら、太らないわけがありません。
ツアーが終わるころには、頬っぺたがパンパンに膨らんでいる乗客がたくさん。笑
船内にはジムがあって、適度な運動ができるようになっていましたが、利用している人はほとんどいなかったような…
マジメに南極講座もやっています
船内では、定期的に南極講座が開催され、南極について知識を深めることができます。
この講座は英語で開催されるので、なかなかの添乗員泣かせです。
添乗員も最大限頑張るのですが、専門用語が多すぎるし、テンポが速いので、同時通訳をするのはほぼ不可能。
そこでおすすめなのが、「日本人通訳が同行します」というツアーに参加することです。
ツアーの添乗員とは別に、通訳専門のスタッフが同乗し、イヤホンガイドなどを用いて、日本人の乗客のために講義を同時通訳してくれます。
どのツアー/出発日にするか迷ったら、ゼッタイに!!!
日本人通訳が同行するツアーを選ぶべし。
ドレーク海峡を渡る2日間で南極について理解を深めることができるので、南極旅行がより充実したものになるはずです。
南極講座は添乗員や船内スタッフがイヤホンガイドを利用して通訳してくれるので安心です!
\ 2025年2月9日限定出発 /
※すでに残席わずかです!
南極でWi-Fiはつながる?
高額ですが、お金を払えばWi-Fiもつながります!
中には、熱心に船内からSNSに投稿する人もいたのかも?
南極で絶対に体験すべし!ゾディアックボートでの大冒険
一面氷に覆われた世界は、クルーズ船の甲板から眺めているだけでも十分に迫力があります。
しかし、南極に行ったら、ぜひゾディアックボート(エンジン付きのゴムボート)を体験してください!
ゾディアックボートは小回りが利くので、氷山や野生動物に近づくことができるんです。
海面から突き上げる大迫力の氷壁に接近すると、自然の偉大さを肌で感じることでしょう。
氷山の上で昼寝をしているアザラシや、回遊するクジラに近づくこともできました。
静寂に包まれた中、冴えきった風を頬に受けながらのクルーズは気分爽快です。
まるで氷の世界に溶け込んでいくような感覚でした!
「氷山の一角」という言葉がありますが、実は海上に突き出ている氷はその一部。
見えているのはわずか10%で、残りの90%は海の中です。
自然を前に、人間は小さな存在だということを認めなければいけません。
条件が許せば、南極半島に上陸することも出来ます。
憧れの大陸に足を付く瞬間は、たいへん感動的でした。
甲板の上にだけ居ては、決して体験できない大冒険です。
\ 2025年2月9日限定出発 /
※すでに残席わずかです!
南極で野生動物たちと出会う!南極のベストシーズンは1月~2月
一般人が旅行で南極に行ける時期は、12月~3月までの約4か月間です。
その中でも、1月~2月がベストシーズンです。
なぜなら、動物たちの子育てシーズンに当たり、子育てに専念する愛くるしい動物たちと出会えるから!
私が上陸したのも1月下旬でしたが、ベビーラッシュで可愛らしい動物の赤ちゃんにたくさん出会えました。
こんな過酷な環境の中でも、生命活動が脈々とくりかえされているのです。
昭和基地に置き去りにされたまま、1年間生き抜いたタロとジロの姿をふと思い出しました。
南極では、動物から5m以上離れて歩かなければいけません。
しかし、人なつっこいペンギンたちは、パタパタと身体を左右に揺らしながら、私たちに近づいてきてくれます。
そんな時は、しばしい足を休めてペンギンたちに道を譲ります。
ここではペンギンが優先です。
ほかにも、アザラシやザトウクジラなど、動物たちの活動的な姿を観察することができます。
\ 2025年2月9日限定出発 /
※すでに残席わずかです!
一般人が南極に行って思うこと
視界の全てを覆ってしまうような巨大な氷の塊を前に、自然の雄大さとは対照的に、ちっぽけな自分の存在を認識したことは言うまでもありません。
同時に、必死に子育てをするペンギンやアザラシの姿はとても愛らしく、過酷な環境の中でも小さな命がたしかに成長していることに、生命の尊さと力強さを感じました。
南極のツアーに同行させていただいてから、もう6年近く経つというのに、今でも鮮明に記憶に焼き付いています。
あの威厳に満ちた氷の世界と、愛くるしい動物たちのことを思い出し、今でも興奮してしまいます。
むしろ、あまりにも想像を越える光景を前に、その場では感動する事すら忘れてしまいそうでした。
今、こうして記憶を整理していると、時間が経つごとに、じわじわとあの時の感激と興奮が蘇ってくるような気がします。
『南極物語』タロとジロの日【余談】
余談ですが…
2023年の年明けに、ガチャピンが南極に上陸した番組を見て、鮮明に南極の光景がよみがえりました。
「当時の強烈な印象を残しておきたい!」
「南極に行ってみたいと思う人の背中を押したい!」
そんな思いにかき立てられて、この記事を書き進めました。
書きあがった1月14日は、偶然にも『南極物語』のタロとジロの日。
1959年のこの日、南極昭和基地で1年間置き去りにされたカラフト犬のタロとジロの生存が確認され、生きる希望を捨てなかったことにちなんで【愛と希望と勇気の日】となっています。
南極に行きたい!一般人でもその思いは必ず実現できます
南極は誰もが容易に行ける場所ではないかもしれません。
しかし、お金と時間をかければ、行くことが不可能な場所ではありません。
そして、行けば必ず、人間の想像力をはるかに越える大自然の光景に感動を覚えるはずです。
その感動は、人生観が変わってしまうほどの衝撃かもしれません。
ぜひ、あなたにも、南極の絶景をご覧いただきたいと思います。
▶︎JTBクルーズで南極に行く夢を叶えよう!南極クルーズのプランと料金を見てみる
\ 2025年2月9日限定出発 /
※すでに残席わずかです
▶︎ベストワンクルーズ/ウシュアイア発着の南極クルーズツアーを見てみる
不明な点があれば、問い合わせフォームからご質問も受け付けています!