海外旅行の経験って、就活の「ガクチカ」でアピールできるの?
どんなふうに自己PRで話したらいいの?
就活生のあなたは、こんなことでお悩みではないですか。
ズバリ、あなたの海外旅行経験は、就職活動の自己PRやガクチカでアピールできます!
むしろ、計画力や決断力、行動力が必要な海外旅行の経験は、就活では非常に有利です。
- 海外旅行の経験が就活に有利な理由
- 面接官に刺さる海外旅行経験のアピール方法
- 魅力的なガクチカや自己PRの例文
- 海外旅行の経験をアピールするときの注意点
こんなことを、この記事にまとめてみました。
私自身、大学在学中にすっかり海外旅行にハマって、気付けば7ヵ国旅行。
就職活動では、旅行で身に着けた計画性や行動力をアピールすることで、海外旅行専門の旅行会社に内定することができました。
そして、旅行会社に10年以上勤務する中で、新卒の採用にも関わるようになり、たくさんの学生と面接してきました。
面接していて感じたのが、海外旅行の体験談をきちんと自分の強みとしてアピールできている人と単なる自慢話になってしまっている人がいるということ。
当然、自慢話で終わっている人は面接に通過できません。
せっかくアピールするなら、面接官に刺さるようにしたいですよね。
この記事では、面接官としての経験や私自身の就活の体験をもとに、
「あなたの海外旅行経験を就活で通用する自己PRにする方法」
をアドバイスします。
海外旅行の経験をガクチカや自己PRでアピールしたい人は、ぜひ参考にして、内定を勝ち取ってくださいね。
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【メリット】海外旅行の経験で身につく就活に有利な4つのスキル
結論から言うと、海外旅行の経験は就活に有利です。
なぜなら、海外旅行を通して得られるスキルや能力は、仕事をする上でも大切だと考えられるからです。
- 計画性
- 行動力
- トラブル対応力や柔軟性
- 英語力や国際感覚
海外旅行を通して得られたこれらの能力をあなたの強みとしてアピールすることが重要です。
就職活動の自己PRは、あなたが海外旅行で経験したことや感動したことを話す場所ではありません。
面接官が聞きたいことは、
海外旅行を通して、あなたがどのように感じ、何を学び、そこからどう成長したか
です。
他の学生とはひと味違う、面接官に響くエピソードにするには、
あなたにとって海外旅行が学びを得たり成長に繋がる経験であることを伝えることがポイント。
気づきや学び、成長をアピールしないと、単なる海外旅行体験談に終わってしまいます。
就活で海外旅行の経験を語るとき、旅行の目的が遊びや息抜きだと、面接官には響きません。
たとえそのときはリフレッシュのために行った旅行であったとしても、面接で語るときには、学びや成長に繋がったエピソードを考えましょう。
嘘はいけませんが、多少、話を盛るのは全然アリです!
中には、世界一周をした話や、マニアックな国に行った話、長期間旅行した話だけをする学生もいます。
が、ハッキリ言うと効果的ではありません。
行った国の数や場所、日数、体験したことは関係ないです。
海外旅行を通してあなたが学んだり、スキルアップできたことを語りましょう。
【自己PR】大学生の海外旅行は計画性をアピールできる
海外旅行は、計画性と行動力がなければできません。
実際、海外旅行をしたいと思っていても、どうやって計画したらいいかわからなかったり、不安や心配事が先行してしまって、行動にうつす前に諦めてしまう学生はたくさんいます。
なので、海外旅行をした経験は、計画性と行動力を十分にアピールできるエピソードです。
とはいえ、単に「海外旅行に行ってきました!」というだけでは、面接官には響きません。
計画性を活かして、旅行を成功に導いたエピソードを準備しましょう。
- 計画を立てる際に気を付けたこと
- どのようなトラブルを予想したか
- トラブルを回避するために、どうしたか
このようなことをまとめると良いと思います。
旅行の計画は、観光地や食事、交通手段、ホテルなど、いろんなことを調整しながら日程を組み立てていかなければいけません。
調整力や複数のことを同時に考えて進めるマルチタスク能力が必要です。
海外旅行を計画して、実行出来た経験がある人は、スケジュール管理や計画性に優れている人として面接官にも評価されます。
スケジュール管理能力は仕事にも通じる部分と言えますので、十分にアピールポイントとなるでしょう。
海外旅行に行くという目標に向かって、計画的に準備をしたエピソードをアピールしましょう。
友人と一緒に行ったのであれば、仲間の意見が衝突した際に、どのように解決したかを述べると効果的です。
リーダーシップや調整能力がある学生と評価されますよ。
旅行会社のツアーを利用した場合であっても、旅行費用を捻出するために計画的にお金を貯めたエピソードや、学業とアルバイトを両立したエピソードなどに繋げることができます。
海外旅行は行動力をアピールできる
海外旅行に行きたい、という思いを実現するのも、立派な行動力です。
旅行を実現させるために、あなたがどのような行動をしたかをアピールするのもいいでしょう。
たとえば、
- 治安や現地情報をあらかじめ調べて危険を回避するための行動をとった
- その国の歴史や文化を深く知るために、関連する本を読んだり講演を聞いたりした
こうしたエピソードがあると信ぴょう性が増しますね。
また、どんなに綿密に計画を立てていたとしても、現地では計画通りに進まないこともあります。
そうしたときに、どのように問題を解決したかを伝えるのも、あなたの行動力のアピールにつながります。
トラブル対応能力や柔軟性を強みにアピールする
トラベルはトラブルの連続
と言葉があるくらい、旅行はトラブルだらけ。
海外ともなると、トラブルが起きた際には英語で対応しなければいけなかったり、慣れない環境で臨機応変な対応が求められたり、柔軟な対応が必要です。
就職活動では、どのようなトラブルが起き、どんな対応をしたことで問題を解決したかを伝えることで、あなたのトラブル対応能力をアピールすることができます。
仕事においてもトラブルはつきものです。
海外旅行でのトラブル対応の経験から、仕事においてもどのように行動できるかを面接官に想像させるエピソードが語れるといいですね。
仮にトラブルがおきても、ちょっとやそっとのことには動じない冷静沈着な態度や、粘り強く解決していこうとする力が面接官に伝わると、信頼性や頼もしさに繋がると思います。
海外旅行を通して得た英語力や国際感覚をアピールする
海外旅行の経験者は、英語で外国人とコミュニケーションできる人材として評価されます。
たとえ英語が上手ではなくても、何とかして意思疎通しようすることが、実はすでにとってもすごいこと。
英語が苦手だからと海外旅行を諦めている学生も多い中で、臆することなく海外旅行ができるのは、ある意味特殊な能力です。
海外旅行の経験を語る際には、旅行のエピソードとあわせて、どのくらいの英語力があるかをアピールできると面接官もイメージしやすいですよ。
たとえば、「〇〇のトラブルにあった時に英語で対応して解決した」とか、「トラベル英会話なら困らない程度に話せます」といった感じです。
海外旅行をきっかけに、英語学習に力をいれて、成長したエピソードなどもあると面接官に響きます。
英検やTOEICといった数値化されたスコアももちろん大切ですが、実際に生身の人間と対面した時に、どれだけ意思疎通ができるのかも、とても重要なポイントになります。
また、海外旅行は、異なる文化や習慣に触れる機会でもあります。
グローバルな環境で働く場合、異文化理解や国際的な視点はとても重要なので、海外旅行を通して国際感覚を養っていると強みになります。
【具体例】海外旅行経験を活かした魅力的なガクチカや自己PR
それでは、実際に海外旅行の経験を活かしたガクチカをまとめてみましょう。
ガクチカや自己PRに限らず、就職活動で自分の意見を相手に伝える際には、【PREP法】を使うと効果的です。
この流れを使えば、だれでも簡単に魅力的な文章をつくることができます。
PREP法とは、
- P=POINT:結論
- R=REASON:理由
- E=EXAMPLE:具体例、経験
- P=POINT:もう一度結論
で述べる方法です。
実際に、PREP法を使って、具体例を紹介してみます。
【結論】私が学生時代に力を入れたことは、イタリアへの海外旅行です。この経験を通して、目標に向かって計画を立て、実現させる力を身に着けることができました。
【理由】大学では、中世ヨーロッパの歴史を専攻しており、特にイタリアに興味をもっています。実際にイタリアに行って、自分の目でイタリアの文化や歴史を見てみたいという思いから、在学中にイタリアへ行くことを目標にし、この夏ゼミ仲間3人で実現させました。
【経験】3人がやりたいことをまとめるのは簡単なことではなく、ときには仲間と意見が衝突し、計画倒れしそうになることもありました。そんな時は私が率先して調整役となり、それぞれの意見を聞きながら譲り合ったり、調整することで、みんなが納得のいくプランをつくることができました。
また、学業とアルバイトを両立し、毎月3万円ずつ貯金することで、旅行費用を捻出できました。
【結論】この経験から、目標に向かって、計画的に行動し、実現させる力を養うことができました。この強みを活かして、御社で困難なことに直面した場合でも、屈することなく目標を達成するために努力できると確信しております。
いかがでしょうか。
単に海外旅行の体験談ではなく、海外旅行を通じて得た自分の強みや、それを企業でどのように生かせるか、という点にまで落とし込んでアピールすることが大切です。
【まとめ】就活の面接で海外旅行経験を自慢する自己PRは落ちる
就職活動の面接は、あなたの自慢話をする場所ではありません。
よく、バックパッカーで世界一周した話や〇ヵ国訪問した話を誇らしげにする学生がいますが、ハッキリ言います。
それでは面接は落ちます。
面接官は、あなたのすごい体験や変わった経験を聞きたいのではないからです。
就職活動の面接で海外旅行の経験をアピールする際には、
- 旅行を通してあなたがどう成長したか
- 困難に直面した時にどのように解決したか
- その経験を活かして会社でどう活躍できるのか
このようなことをアピールできなければ、単なる自慢話になってしまいます。
せっかく海外旅行という貴重な経験をしたのですから、上手に活かしてくださいね。
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