モアイ像で有名なイースター島ですが、どこにあるか知っていますか。
国としては南米の細長い国チリに属していますが、南米大陸からは約3,700㎞以上も離れています。いちばん近い有人島からも2,000㎞近く離れているため、「絶海の孤島」とも「世界で最も孤立した島」とも呼ばれています。
「絶海の孤島」…!!なんてかっこいい響き。
そんなイースター島に行くには、もちろん簡単ではなく、通常、北米と南米を経由して40時間以上かかります。
と…遠い。
でも実は、ある裏技を使えば、半分以下の17時間で行けちゃうんです!
今回は、海外添乗員として103カ国を訪問した私が、通常南米経由で40時間以上かかるイースター島へ、たったの17時間で行った裏技を紹介します!
イースター島の見どころや見落とせないモアイ像たちも紹介しているので、最後までお楽しみください!
イースター島ってどこ?
あらためて、イースター島の位置を確認してみましょう。
太平洋上にあることは分かりますが、島が小さすぎて、なかなかすぐに見つけることができません。
恥ずかしながら、旅行会社に勤務していた私も、自分が行くまではどこにあるのか正確に指し示すことができませんでした…
それもそのはず、イースター島の大きさは、小豆島と同じくらい。世界地図全体を見た場合、針の先でちょん!としたくらいのサイズ感でしかありません。
本当に太平洋に「ぽつん」と浮かんでいる島なのです。
国としてはチリに属しているものの、南米大陸からは3,700㎞も離れています。ハネムーンの行き先としても人気のタヒチが近いといえば近い国ですが、それでも4,000㎞以上離れています。
日本の石垣島から稚内までが約3,000㎞ですから、いかに離れているかがお分かりいただけるかと思います。
イースター島への行き方や所要時間は?タヒチ航空だと17時間で行けるって本当?
そんな場所に行くのはもちろん容易ではありません。
通常、北米と南米を経由して向かいますが、飛行時間だけでも片道27時間以上かかります。乗り継ぎ時間なども含めると、片道40時間近くかかるのが一般的です。
成田
アメリカ都市 サンチャゴ(チリ) イースター島もう一つの方法が、タヒチ航空を利用してタヒチを経由するルート。タヒチまで11時間、イースター島まで5時間と、飛行時間だけで見ると、北米、南米を経由する時間の半分以下です。
成田
パペーテ(タヒチ) イースター島お!これはいい!タヒチ経由でいけば簡単じゃん!と思うと思うのですが、実は落とし穴があるんです。
このタヒチ航空、便数が少ないというデメリットがあり、イースター島に行くのに利用するのは現実的ではないんです。
タヒチ航空のタヒチ⇔イースター島の定期便は、週1便しかなく、往路が火曜日、復路が月曜日(2018年当時)。
そのため、なんとイースター島に6泊もしなければいけません。
小豆島くらいのサイズ感ですから、イースター島の一般的な観光日数は2泊3日から3泊4日もあれば十分です。
さらに、日本⇔タヒチ間も週に2便しかなく、これらを繋げるにはタヒチで数日間を過ごさなければならず、日本発着のプランを組む場合13日間の日程が必要でした。
- タヒチ⇔イースター島の定期便は、週1便
- 日本⇔タヒチの定期便は週2便
- 日本⇔タヒチ⇔イースター島をつなぐには13日間必要
こんなに長い休み、なかなか取れませんよね…
旅行会社としても、こんなツアーはつくっても売れるはずはありません。
そうした理由から、イースター島に行くにはどうしても便数が多い南米経由のプランが主流なのです。
じゃあ、結局のところ南米経由で40時間かけていくしかないのか、というと、実はここからが裏技なんです!
タヒチ航空の便数の少なさと乗り継ぎの悪さというデメリットを解消してくれるのが、タヒチ航空が年に何度か運行する、日本からの特別チャーター便です(コロナ前)。
チャーター便を利用することで、タヒチで1時間の乗り継ぎ時間を経て、日本から最短17時間でイースター島に到着します。
じつは私が同行したのも、タヒチ航空のチャーター便を利用したプランでした。
チャーター便を利用した場合、イースター島だけなら最短4泊6日、タヒチと合わせて5泊8日のコンパクトな日程でイースター島の観光が可能です。
チャーター便についてはタヒチ航空のこちらもご覧ください。
これを機に、イースター島へのチャーター便の発表も期待したいところです!
イースター島に行きたいけど、
- 飛行機で40時間も移動するのは嫌!
- 6~8日くらいしか休みは取れない!
- どうせ行くならタヒチ島も行きたい!
そんな人は、タヒチ航空のチャーター便に注目しておきましょう!
モアイについて知りたければ「モアイの道」トレイルを歩くべしこう
イースター島には1,000体以上ものモアイ像が存在していると言われています。そのほとんどは、島の南東部にあるラノ・ララクと呼ばれる火山帯の山から切り出されており、周囲には400体以上のモアイ像が乱立しています。モアイをひと目見ようと多くの観光客が訪れる、イースター島観光のハイライトともいえる場所です。
ここに至る3㎞ほどの道は、「モアイの道」と呼ばれるトレイルが敷かれており、運搬中に倒れたのであろうモアイ像が10数体点在しています。多くの観光客は、石切り場のラノ・ララクのモアイ像を見学して立ち去っていきますが、個人的にはこの「モアイの道」を歩いてみることをおすすめします。
モアイ像の運搬方法は諸説ありますが、「モアイは自ら歩いた」という当時の島民の証言から、頭にロープを巻いてそれを左右から引っ張り、歩かせるように運搬した説が有力です。
実際に倒れた像を見ていると、「なるほど、たしかに歩いている最中に不運にも倒れてしまったんだな」と思わせる姿で、信憑性に一躍かっているようでした。
何より、「モアイが自ら歩いた」という説は、ロマンに溢れ、想像力を掻き立てるので個人的にはとても気に入っています。
イースター島で会うべきモアイたち
1,000体以上もあるモアイ像。1体1体に個性があり見ていて飽きませんが、ここでは見逃せないモアイ・スポットを写真とともに紹介します。
ラノ・ララク “モアイの製造工場”
イースター島観光のハイライトでもあるラノ・ララク。石切り場となっており、ここで島内にある98%ものモアイ像がつくられたと考えられています。中には、大きすぎて途中でつくるのを諦めてしまったのか、つくりかけのモアイ像もあります。
しっかりと整備された散策路がついているので、たっぷりと時間をかけて見てまわりたいところ。
細身のモアイからぽっちゃりしたモアイまで、その姿もさまざまです。
ぜひ、お気に入りのモアイを見つけてみてくださいね!
アフ・ナウナウ “プカオ(帽子)を被ったモアイたち”
プカオと呼ばれる帽子を被っている珍しいモアイ。島の北部に位置する白浜のアナケナ・ビーチにたたずんでいます。
プカオには、モアイの身体とは異なる「赤い石」が使用されていて、プナ・パウと呼ばれる採石場で製作されたものです。
一体どうやって、モアイの頭の上に乗せたのでしょうか…
1,000体近くあるモアイ像でも、このプカオを被っているモアイ像は少ないことから、権力の象徴だったとされています。
アフ・トンガリキ “日本の企業によって修復されたモアイたち”
海を背に、15体のモアイ像が並びます。イースター島いえばこれ!という人も多いでしょう。
倒れてしまっていたモアイ像ですが、日本の企業の協力で修復されたのは有名な話です。遠く離れたイースター島ですが、実は日本とのつながりが強く、親日的な人が多い場所なのです。
アフ・タハイ “夕陽とモアイの絶景コラボレーション!”
島の西側に位置しするハンガロア村はサンセット鑑賞に絶好の場所。
村の海岸沿いにあるアフ・タハイは、モアイと夕日を綺麗に望めるスポットとして人気です。
夕方になると、どこからともなく人が集まってきて、海に沈みゆく太陽を眺めています。
夕陽に照らされて浮かび上がるモアイが印象的でした。
日が完全に沈むと、あたりは真っ暗になり、さざ波の音が聞こえるのみ。
モアイ観光を締めくくるのにふさわしい場所です。
モアイだけじゃない!テレヴァカ山へのハイキングはいかが?
私は、どれだけモアイを見ても飽きませんでしたが、モアイに飽きちゃったよ!という人は、島の最高峰テレヴァカ(507m)のハイキングはいかがでしょうか。
島のほぼ中央に位置する最高点テレヴァカへのハイキングの入口は、7体のモアイ像が立つアフ・アキビです。
草原地帯をゆるやかに登りつめると、1時間半から2時間ほどで大海原を見渡せる山頂に到着します。
イースター島は、古代にヤシの木が伐採されたため、島の大半が草原に覆われています。日本の高原地帯のようで、南の島らしからぬ不思議な光景です。
周囲は遮るものが何もないので、絶えず強い風が吹いています。
日差しも強いので、帽子とウインドブレーカーなどの日焼け・防風対策は必須です。(欧米人はタンクトップに短パン…という人も結構いましたが、おすすめできません。)
山頂からは360度の大海原が見渡せ、まさに太平洋のど真ん中、絶海の孤島にいることが実感できました。
タヒチからは飛行機でも5時間以上かかるこの大海原を、ポリネシアの人たちは大型カヌーで航海して辿り着いたというから驚きです。マウンガ・テレヴァカの山頂に立つと、ポリネシアの人たちはよくぞこんな小さな島に辿り着いたものだと、感服せずにはいられませんでした。
下山は、ユーカリの森を抜けて、ごつごつとした溶岩地帯を辿ります。イースター島は火山島なので、このように溶岩台地がむき出しになっている場所があります。
やがて、真っ白な砂浜が美しいアナケナ・ビーチにたどり着き、先ほど紹介した、プカオを被ったアフ・ナウナウが見えたらゴールです。
島を南から北へと縦断しながら、草原地帯、ユーカリの森、溶岩台地、白浜ビーチ…と豊かな自然を感じることができるルートでした。
このルートは、登り2時間、下り3時間、合計5時間ほどの行程のため、ある程度の経験と体力が必要です。下りの足場が悪く長丁場となるため、体力がない人にはおすすめできません。また、スタート地点と異なるため移動手段を確保する必要があります。状況に応じて同じ道を引き返すのが良いでしょう。
イースター島 プランニングのコツ
イースター島は、「お近くにいらした際はどうぞ」というほど気軽に行ける場所ではありません。
でも、時間とお金をかけて見に行く価値は十分にあるロマンあふれる場所です。
予約サイトから自分で航空券を入手できる場合は、それが一番安い方法ですが、
- ちゃんと手配できたか不安
- 自分でプランを考えるのが面倒
- チリも観光したいので交通手段やホテルも予約したい
- タヒチ航空のチャーター便が出た時に行きたい
- タヒチでも水上コテージでのんびりしたい
そんな人は、旅のプロの力を借りて、プランニングと見積もりを出してもらうのがおすすめです。
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やってみたいことや泊まりたいホテルなど、簡単なお問い合わせフォームに入力するだけで、完全無料で旅行プランと見積もりをゲットできます。
タヒチ航空のチャーター便が出たら行きたいのですが、〇日間のモデルプランと見積もりを教えてください
と連絡しておけば、旅行会社は独自のルートで情報を仕入れているので、いち早く情報をゲットできるはずです。
同じ条件でも、旅行会社によって利用ホテルや航空会社、ツアー内容や料金は異なります。
複数の会社に問い合わせて、納得のいくプランと料金を探すことはとても大切です。
でも、いくつもの旅行会社に相談の電話をしたり、メールをしたりするのは、とても面倒ですよね。
このサイトを利用すれば、旅行のプランと料金を比較できるので、とても便利です。
イースター島の旅行を検討している人は、ぜひ気軽に利用してみてくださいね。
楽しい旅行になりますように…!
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