留学を成功させるためには、留学前に全力で英語を勉強することをおすすめします。
なぜなら、ある程度の英語力がないと
- 授業についていけない
- コミュニケーションが取れず友達が出来ない
- 食べたいものもオーダーできない
など、いきなり留学生活につまづいてしまうからです。
英語がある程度わかった状態で留学するのと、全然わからないまま留学するのとでは、現地で身につく英語に大きな差が出てきます。
- 留学前に英語の勉強が必要な理由
- 英語を勉強しないで留学したらどうなるか
- 留学前に英語を勉強するメリット
こんなことをまとめてみました。
留学を成功させるために、日本で英語をしっかり勉強してから出発しましょう!
留学前に英語の勉強が必要な理由
ズバリ、英語を勉強しないで留学すると、失敗します。
留学を成功させたければ、留学前に英語を勉強しましょう。
なぜなら、英語のレベルが低すぎると、会話ができないからです。
- 相手が言っていることが分からない
- 自分が言いたいことが分からない
コミュニケーションがとれないのは、想像以上にストレスです。
もちろん、こんな状況では英語は上達しません。
あれほどまでに憧れた留学は、失敗に終わってしまいます。
「英語だけの環境に身を置けば英語が話せるようになる」は幻想です。
留学を成功させるために、留学前の英語の勉強は不可欠です。
英語を勉強しないで留学するとどうなる?
ここでは、英語を勉強せずに出発すると、現地でどんな目に合うのかお伝えします。
私も、その当時は精一杯の勉強をしていたつもりです。
でも、現地に着いて思いました。
「もっと勉強しておけばよかった…」
結局、やっているつもりで十分ではなかったんですよね。
当時は高校3年生。
考えも甘かったと思いますし、知識・経験も不足していたと思います。
とにかく、留学先に着いて3か月くらいは、本当につらかったです。
何が辛かったのか。
- 相手が言っていることが分からない
- 言いたいことが伝わらない
- ホームシックになって帰国したい
- 英語の上達が遅い
- 親に申し訳ない
あんなにやる気に満ち溢れて留学したのに、まんまとホームシックになってしまいました。
自分に限ってそんなことはないと思っていたので、正直ショックでした。
一つずつ紹介しますね。
相手が言っていることが分からない
学校での英語の成績は良い方だし、奨学金も試験もパスしたし、ある程度は自信があったと思います。
留学前から、外国の先生と会話をしたり、国際交流を楽しんでいたので、それなりに英語を聞いたり話したりする機会もありました。
何とかなるだろうと思ったのですが、現地に着くなり撃沈してしまいました。
会話が聞き取れないのです。
その時になってようやく、英語で生活するのは想像以上に大変だということに気付きました。
きっと英語の先生や国際交流で相手をしてくれていた人たちは、すごくゆっくり、丁寧に話してくれていたんですね。
実際の生活では、そんなに丁寧に話している暇はないので、テンポも速いし、冗談も入るし、知らない単語もどんどん飛び交います。
わかったフリをして愛想笑いをしたり、適当に相槌を打ってしまう自分が本当に情けなくて、3カ月くらいはとにかく辛かったです。
自分の言いたいことが伝わらない
聞き取れないこと以上に、自分が言いたいことが伝わらなかった時の虚しさは想像を絶します。
伝わらない原因は主に2つ。
- 単語や文法はわかっているのに、言いたいことが口から出てこない
- 言ってはみたけど、発音が悪くて伝わらない
これは、圧倒的に日本での準備不足です。
出発前に勉強していたとはいえ、どちらかというと読んだり書いたりする勉強が中心でした。
いわゆる受験英語ですね。
これでは、当然話せるようにはなりません。
英語を話したければ話す練習をしなければいけないのに、留学前に話す機会が全く足りていませんでした。
頭では分かっていても口から出てこない、口から出てきたとしても発音が悪くて通じない。
なんとも言えないもどかしさがありました。
ホームシックになって帰国したい
相手が言っていることが分からず、自分の言いたいことが言えない状況がこんなにも悔しくて悲しいことだというのは、経験するまで分かりませんでした。
最初のうちは、相手も言い直してくれたり、ゆっくり話してくれたりしますが、毎回そうもいきません。
こちらも聞き返すのが申し訳なくなってきます。
そうすると、適当に分かっているフリをしたり、愛想笑いをしてごまかしたりしてしまいます。
英語が話せるようになりたくて留学しているのに、気付けば英語を話すのが怖くなって黙り込んでしまう自分がいました。
私はどちらかというとポジティブだし、友達からは「悩みなんてなさそう」と言われるくらい前向きで楽観的なタイプの人間です。
そんな私でも、会話が成り立たない状況は精神的に堪えました。
最初の1カ月くらいは、高揚感と期待でなんとか乗り切りましたが、2か月くらい経った時からホームシックにかかってしまって帰国したくなりました。
そんな私が落ちこぼれずに済んだのは、フィリピン人がみんな優しかったからです。
フィリピン人はとてもフレンドリーで優しい人が多く、ホストファミリーも学校の友達も、私のつたない英語にも根気強く付き合ってくれました。
私の場合は、周りに日本人がいなかったという環境も良かったと思います。
何とかして友達を作らないと、孤独な学校生活になってしまうという切羽詰まった感がありました。
3カ月くらい経った頃から、少しずつ意思疎通がスムーズにできるようになり、フィリピンでの生活を楽しめるようになりました。
英語の上達が遅い
私の場合、相手が言っていることが分かり、自分の言いたいことも伝わるようになるまで、3か月ほどかかりました。
この期間は、正直とてもしんどかったです。
でも、この期間を過ぎれば、コミュニケーションがどんどん取れるようになり、英語が上達しているのが自分でもわかるようになりました。
そうすると、どんどん積極的になってきて、留学生活を楽しめるようになりました。
逆に言うと、この3か月分の苦労を日本でしておけば、現地に着いてからはもっと英語が伸びたのかなと思います。
せっかく留学が決まったのであれば、後悔のないように思いっきり充実した時間を過ごしてほしい!
そのためには、やはり留学前に英語を勉強することが大切です。
親に申し訳なくなる
留学には、それなりにお金がかかります。
私は奨学金を得て留学していましたが、準備や月々の生活費のための出費は必要です。
はじめは留学に反対していた両親に何とか理解してもらって手に入れた留学です。
それなのに、全然うまくいっていない。
この状況に、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
私が留学したのは、もう20年も前のこと。
今のように、簡単にLINEを送ったり、ビデオ通話ができる時代ではなかったのです。
メールはローマ字だし、手紙が届くのは数週間後。
電話なんて高くてできませんでした。
それでも、定期的に届く手紙には元気をもらいましたし、励まされました。
こういうしんどい時に、親に応援してもらえたのは本当に心強かったです。
「負けちゃいけない!絶対成功させる!」
という気持ちになりました。
自分が辛い時に応援してもらうためにも、やっぱり親御さんには留学のことを理解してもらってから出発した方がいいのかなと思います。
親に高校留学を反対された私が、理解してもらうためにやった5つのことは、こちらにまとめました。
留学前に英語を勉強するメリット
留学前に英語を勉強するメリットは3つです。
- 現地ですぐに会話ができる
- 英語の上達が早い
- だから、ホームシックにならない
留学前には、いくら勉強しても勉強しすぎるということはありません。
というのも、留学生の誰もが、少なからず「もっと勉強しておけばよかった」と思うからです。
後悔する気持ちが少しでも小さくなるように、留学が決まった人は今すぐに、勉強を始めてください。
まとめ:留学前に英語を勉強しないと失敗します
せっかく手に入れた留学を成功させるためには、日本にいる間に勉強しておくことが大切です。
相手が言っていることが分からない、自分の言いたいことが伝わらないという状況は想像以上に悲しく、ストレスがかかります。
せっかく留学したのなら、英語がペラペラになって帰りたいですよね。
これから紹介する方法で勉強すれば、留学前に英語力をアップさせることができます。
その方法とは、中学英語で基礎を固めて、「読む・書く・聴く・話す」をバランス用勉強することです。
- 文法と単語:中学英語をやり直す
- 読む:いろんなジャンルをたくさん読む
- 書く:書いたものを正しく添削してもらう
- 聴く:聴いたらアウトプット
- 話す:オンライン英会話で効果的にレベルアップ
次の記事で、詳しい勉強方法とおすすめの教材を紹介しています。
留学前は何かと忙しいし、友達ともたくさん遊んでおきたいので勉強が後回しになってしまう気持ちはよくわかります。
英語を勉強しにいくのだから、現地で頑張ればいいと思っている人もいるでしょう。
でも、それは絶対に後悔します。
留学先でホームシックにかかったり、孤独な思いをしたくないですよね?
今、負荷をかけて勉強しておけば、留学先ではほんの少しの苦労で済みます。
ぜひ日本にいるうちに英語を勉強して、楽しい留学生活を送りましょう!
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