スイス三大名峰って聞くけど、どの山のこと?
観光するならマッターホルンとモンブラン、どっちがおすすめ?
こんなことが疑問になって、スイス旅行の計画が進まずお困りではないですか。
この記事では、海外添乗員として103カ国を訪問し、スイスに6回訪問した私が、あなたのこんな疑問にお答えします!
- スイスでどんな山が見えるのか知りたい
- スイス三大名峰について知りたい
- マッターホルンとモンブラン、観光するならどっちがいい?
- スイスはどんなふうに観光すればいいの?
- スイスでおすすめの展望台やハイキングコースを知りたい
スイスは「ハイキング大国」としても知られ、誰でも気軽にハイキングを楽しむことができます。
なんと、山麓には地球一周よりも長い約5万㎞ものハイキングコースが整備されているんですよ。
ベビーカーに乗った赤ちゃんから、おじいちゃんおばあちゃんまで、みんなハイキングを楽しんでいます!
スイスに行ったら、山を見るだけではもったいない!
ぜひ、日本では体験できないスケールの大きな絶景ハイキングも楽しんでくださいね。
スイスのベストシーズンと季節ごとの魅力についてはこちらもどうぞ。
スイス三大名峰はマッターホル・モンブラン・ユングフラウ三山/地図とともに解説
スイスを旅行しようと思ってガイドブックで調べていると、よく見かける「スイス三大名峰」。
3つの有名な山があるんだな…
となんとなく想像できますが、具体的にどの山かわかりますか?
正解は、マッターホル・モンブラン・ユングフラウ三山(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)。
すぐにわかった人は、よほどの海外旅行好きか山岳マニアです!
スイスはマッターホルンが有名ですが、じつはそれ以外にもたくさんの山がそびえる山岳国家。
じつに国土の約7割が山岳地帯です。
そんな山がちな国スイスで、スイス三大名峰であるマッターホルン・モンブラン・ユングフラウ三山(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)は別格の人気を誇り、たくさんの観光客が集まります。
それぞれの山と、観光拠点となる町の関係は次の通りです。
- マッターホルン(4,478m)/ツェルマット
- モンブラン(4,810m)/シャモニー(フランス)
- ユングフラウ三山/グリンデルワルド
(アイガー3,967m、メンヒ4,110m、ユングフラウ4,158m)
拠点となる町のそれぞれの位置関係はこちらの地図を参考に。
スイスは乗り物パラダイス!旅行を楽しむポイントは〇〇
スイスは登山鉄道やケーブルカーなどの乗り物が発達しているので、標高3,000mを超える展望台にも気楽に行くことができ、ダイナミックな眺望を楽しむことができます。
そんなスイスの旅行は、
- どの山を見たいのか
- どの都市のどの展望台から見えるのか
- どの乗り物に乗って行くのか
を把握しておくことがとても大切!
ですが、ここでちょっと問題が。
じつはスイス旅行のプランニングって、少し難しいのです。
- 一つの町にたくさんの展望台がある
- 同じ山を見るための展望台が複数ある
- ゴンドラやケーブルカー、登山列車などいろんな乗り物がありすぎる
ゴンドラやリフトやケーブルカー…、いろんな交通手段が複雑に張り巡らされているので、計画を立てるにはコツがいります。
外国人が日本の地下鉄で混乱してしまうのと状況は似ているかもしれません。
プランニングしていたらなんだか混乱してきた!
はじめてスイスを旅行する人には、ちょっとハードルが高いのは事実ですが、そのまま計画倒れ…なんてことになってしまってはもったいない!
「スイス三大名峰」を楽しむためには、おすすめの展望台とそこへ向かう乗り物さえ押さえておけば大丈夫!
自分でプランニングしたり予約するのが心配な人は、旅のプロの力をかりましょう!
ツアーを利用したりオリジナルプランを作成してもらうのが安心です!
マッターホルンの拠点:ツェルマット
マッターホルンのふところ、ツェルマット
マッターホルンを見たいなら、まずはツェルマットの町を目指しましょう。
マッターホルンの麓にある町で、町のどこからでもマッターホルンの姿が見えます。
環境保全にいち早く動き出した町で、ガソリン車では町に入ることが出来ず、電車か電気自動車、馬車でしか乗り入れるができません。
登山鉄道に乗ってゴールナーグラート展望台へ
町からでもマッターホルンの姿は見えますが、もっと近づいてみるにはマッターホルンが間近に迫るゴルナーグラート展望台へ行くのがおすすめです。
標高3,135mの展望台の目の前までゴルナーグラート登山鉄道に乗って行けます。
富士山の8合目が3,250mなので、ほぼ同じ高さまで電車で行けてしまうなんて驚きですよね。
座席は自由席なので、往路では右側の席に座ってくださいね!
少しずつマッターホルンに近づいていく光景が見られるので興奮すること間違いなし!です。
展望台からは360度大パノラマが広がります。
写真の建物は、なんとホテル!
この「3100 クルムホテルゴルナーグラート」に宿泊すれば、マッターホルンのti展望を一晩中楽しむことができます!
何とも贅沢!
日中は、観光客でごった返しているのですが、夜は宿泊客だけしかいないのでとっても静かになります。
最終電車が下山した後から、翌日の始発電車が到着するまでの間が、ここに泊まった人しか体験できない至福の時間。
静寂につつまれた空間は、とても神々しくて心が洗われます。
朝日や夕日に照らされるマッターホルンの姿もカッコいいですよ!
こんなに宣伝しておきながら、じつはなかなか予約が取れないホテルとして有名なんですよね…
旅行会社勤務時代は、1年前から予約を押さえておく状況でした。
宿泊を希望する場合は、早めに予約したり、宿泊が確定しているツアーに参加するのが確実です。
Expedia・マッターホルンが目の前に!3100クルムゴルナーグラートの空室・料金を見てみる
自分が調べてみて空席がなくても、旅行会社は確保している場合があります。
最終手段として、旅行会社に問い合わせてみるのもありですよ!
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マッターホルンを見ながら絶景ハイキング
多くの観光客は、ここで展望を楽しんだ後、また電車に乗ってツェルマットへと降りていきます。
でも、それはとってももったいないんです!
ここから、1時間ほど緩やかな斜面を下っていくと「逆さマッターホルン」で有名なリッフェル湖に到着します。
このルートは気楽に歩けるルートでありながら、マッターホルンの大パノラマを楽しめるコースなので、マッターホルンの展望を堪能したい人には絶対に歩いてほしいルートです。
ツェルマットに連泊がおすすめ
ツェルマットに宿泊したら、明け方に町を散歩してみてくださいね!
マッターホルンの先端が朝焼けに照らされて赤く染まる瞬間は感動的です。
絶好のコンデイションのマッターホルンを見たいなら、ツェルマットに少なくとも2泊して、天候と相談するのがおすすめです。
天候ばかりは運なのでどうしようもできませんが、連泊すればチャンスを増やせますよ!
運よく晴れの日が続いたら、ヨーロッパ最高所の展望台グレーシャーパラダス(3,883m)へ行ってみましょう!
富士山よりも高い場所まで、ロープウェイで行けるなんて驚きですよね。
展望台からは見慣れた姿とはちょっと異なるアングルのマッターホルンと、3,000mを超える山々の大パノラマが楽しめますよ。
単独で注目を浴びるマッターホルンですが、ここまでくると完全に”ONE OF THEM“状態です。
ほとんど歩かずに、こんな展望が見られるところは他にはなかなかありません。
料金も10,000円とお高いですが、天候と時間が許せば絶対に行って損はない展望台です!
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ユングフラウ三山の拠点:グリンデルワルト
アイガーが背後に迫るグリンデルワルト
アイガー・メンヒ・ユングフラウの三山が並ぶユングフラウ地方は、スイスらしい牧歌的な風景が広がります。
緑の牧草地や、放牧された牛、可憐な花々、そして名峰の数々…私たちがイメージするスイスらしい風景に出会えるのが、グリンデルワルトです。
「緑豊かな」という表現がぴったりのグリンデルワルトは、ユングフラウ三山の観光の拠点となっています。
トップ・オブ・ヨーロッパ!ユングフラウ鉄道で展望台へ!
ユングフラウ三山の観光は、ユングフラウ登山鉄道に乗車しましょう。
標高3,454mのユングフラウヨッホ駅まで行くことができます。
ヨッホとは、鞍部という意味。山と山の鞍部に鉄道駅と展望台があるのです。
アイガーの岩山を貫いて鉄道を通すなんて、スケールが大きすぎて驚きを通り越して唖然としてしまいます。
今から100年以上前の1912年に開通し、現在もヨーロッパ最高地点の鉄道駅となっていることから、トップ・オブ・ヨーロッパの愛称で親しまれています。
ユングフラウ展望台からは、世界遺産のアレッチ氷河が広がる絶景が楽しめます。
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ひと駅歩こう!お気軽ハイキング
山頂で展望を楽しんだら、アイガーグレッチャー駅で途中下車し、クライネシャイデックまでひと駅分ハイキングするルートがおすすめです。
緩やかな道を45分ほど下るコースで、ハイキング道は線路沿いなので迷うこともありません。
初心者でも安心して歩けるコースなので、天気が良い場合はぜひ歩いてみてくださいね。
チケットは事前予約が安心。
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VELTRAなら、日本語で予約ができ、口コミも豊富なので参考になりますよ。
途中下車できるので、思い思いに楽しんでくださいね。
モンブランの拠点:シャモニー
フランス屈指の山岳リゾート、シャモニー
モンブランは、スイス・フランス・イタリアにまたがる山で、その観光拠点となるのはシャモニーです。
シャモニーはフランスの山岳リゾートですが、スイスと合わせて観光する人も多いです。
ロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ展望台へ!
シャモニの町からもモンブランは見えますが、もっと間近に見るには、ロープウェイを利用してエギーユ・デュ・ミディ展望台へでかけましょう。
さらに一面ガラス張りの3連ゴンドラを乗り継いで、イタリア側のエルブロンネまで行くことができます。
ちなみにこのゴンドラ、天候や風に左右されやすく、運行確率は50%ほどとも言われています。
私は6回訪問して4回乗れました!
ゴンドラからの空中散歩は最高です!運行していたら絶対に乗ることをお勧めします!
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マッターホルンとモンブラン、どっちがおすすめ?
ズバリ、迫力ある山岳展望を見たい!ということであれば、マッターホルンの方がおすすめです。
あのピラミダルな山容は、やっぱり他にはないカッコよさがあります。
登山鉄道やゴンドラにのって、ほとんど歩くことなくマッターホルンの大パノラマを楽しめるなんて、贅沢です。
ハイキングルートも豊富なので、アクティブに楽しみたい人にもぴったり。
では、モンブランは何が魅力かというと、ヨーロッパアルプスの最高峰であるということです。
山容は、マッターホルンとは対照的に、丸みをおびた柔らかい印象。別名の「白い貴婦人」がぴったりです。
ゴンドラでエギーユ・デュ・ミディ展望がある3,777mの地点までいくと、モンブランの山頂を望むことができます。
なんと、富士山よりも1m高い!
富士山に登ったことがなくても、日本最高峰以上の地点に建つことが出来ますよ。
どちらも乗り物を利用すれば容易に展望台までアクセスでき、ダイナミックな展望を楽しめます。
山の姿にこだわるならマッターホルン、高さにこだわるならモンブラン
でお好みに合わせて選ぶといいと思います。
ヨーロッパ最高所の展望台は、先ほども紹介したマッターホルンを望む「グレーシャーパラダイス」です!
そして、緑豊かな山並みや牛がいる風景など「スイスらしい雰囲気」を期待してスイスに行くのであれば、ユングフラウ三山のふところ、グリンデルワルドがおすすめです。
三大名峰、すべて行けると異なる雰囲気を楽しめて一番いいですが、難しい場合は参考にしてくださいね。
個人的には、マッターホルンのシビれる山容も大好きですが、カウベルが鳴り響くのどかな山岳風景が広がるグリンデルワルドもおすすめですよ。
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スイス三大名峰を楽しもう!
今回は、スイス三大名峰とその拠点となる都市、展望台を紹介しました。
スイスは、登山鉄道やケーブルカーなどの乗り物が発達しているので、標高が高いところでも気軽にハイキングが楽しめます。
- マッターホルン:ゴルナーグラート展望台/ツェルマット
- ユングフラウ三山:ユングフラウヨッホ/グリンデルワルト
- シャモニー:エギーユ・デュ・ミディ展望台/シャモニー(フランス)
せっかくスイスに行くのなら、ぜひ絶景のハイキングを楽しんでくださいね!
スイス旅行は、ゴンドラやケーブルカー、登山鉄道など、乗り物での移動そのものがアトラクション!
鉄道やケーブルカーなどのチケットは、現地で購入できるものもありますが、事前に購入しておく方が確実で安心です。
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自分で旅行のプランニングをするのも楽しいですが、
- 時間がない!
- 細かい作業が苦手!
という人は、旅行のプロの力をかりましょう!
ツアーを利用したり、オーダーメイドプランを企画してもらうのが確実で安心です。
- ツアーで団体行動をするのはちょっと…
- 自分の行きたい展望台や都市がツアーには含まれていない!
という人は、オーダーメイド旅行を企画してもらうのがおすすめです!
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- 契約しなければ料金は発生しない
- 一括で見積もりが出来るので、比較が簡単
旅行会社に勤務していた筆者からすると、これはかなり画期的なサービスです。
同じ条件でも、旅行会社によって利用ホテルや航空会社、ツアー内容や料金は異なります。
複数の会社に問い合わせて、納得のいくプランと料金を探すことはとても大切です。
でも、いくつもの旅行会社に相談の電話をしたり、メールをしたりするのは、とても面倒ですよね。
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たとえば、今回紹介したスイスの内容だと…
- クルム・ゴルナーグラートのマッターホルンが見える部屋に泊まりたい
- ゴルナーグラート鉄道とユングフラウ鉄道のチケットに乗りたい
- ツェルマット、グリンデルワルト、シャモニに2連泊ずつして、移動の列車も予約してほしい
こんなふうに、希望を伝えるだけで、あなたの希望を沿ったプランと見積もりを提案してくれます!
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楽しいフランスの旅となりますように…!