海外旅行中は水道水を飲んでも大丈夫なの?
こんな心配をしている人は多いと思います。
ズバリ、水道水をそのまま飲める国は、世界でたったの12ヵ国しかありません。
日本のように、蛇口をひねれば水が飲める国のほうが、世界的には稀なのです。
筆者は、これまでに海外添乗員として103ヵ国を案内してきましたが、ツアー中は基本的にミネラルウォーターを購入していただくようにお願いしています。
せっかく楽しみにしていた海外旅行、飲んだ水が原因でお腹を壊してしまっては台無しですもの。
この記事では、
- 水道水が飲める国
- 海外旅行で水道水を使うときに気を付けてほしいこと
- 海外のミネラルウォーター事情
こんなことをまとめてみました!
この記事を読めば、日本とは異なる世界の水事情が分かりますよ。
飲み水が原因でお腹を壊したり、ビックリ仰天!しないように、事前に情報収集をして、安心して旅行に出かけてくださいね!
水道水が飲めるのは世界でたったの〇ヵ国!海外ではミネラルウォーターを買うべし
ズバリ、水道水をそのまま飲める国は、世界でたったの12ヵ国しかありません。
上の地図の水色に色付けされた国が、水道水をそのまま飲むことができる国です。
水道水が飲める国
- 日本
- オーストリア
- アイスランド
- アイルランド
- フィンランド
- ノルウェー
- スウェーデン
- オランダ
- セルビア
- モンテネグロ
- デンマーク
- ニュージーランド
ヨーロッパに多いですが、アジアは日本しかありません。
水道水が飲めない理由としては、
- 水質が悪すぎて不衛生
- 上下水道などのインフラが整っていない
- そもそも水源を確保できない
などが挙げられます。
日本では当たり前のように水道水を飲めますが、海外ではまだまだ上下水道が整っておらず不衛生であることが多いです。
水道水は飲まずに、ミネラルウォーターを購入しましょう。
水道水が飲めるのは当たり前ではなくて、とってもありがたいこと!
【体験談】海外旅行で水道水を使うときの注意点
海外旅行中は、ミネラルウォーターを飲むこと以外にも、水道水に関して注意して欲しいことがあります。
ツアー中にお客様にもアドバイスしていたことなので、参考にしてみてくださいね。
- 実は生野菜も危険
- 氷も注意
- うがいも気になる場合はミネラルウォーターで!
- 【余談】レストランでの水は有料と心得よ
ひとつずつ紹介していきますね。
実は生野菜も危険
生野菜は水道水で洗っていることが多く、水滴が多くついている場合、慣れていない日本人はその水が原因でお腹を壊す人もいます。
レタスやキャベツなど、葉物野菜は水滴がたくさんつきやすいです。
一気にたくさん食べず、少しずつ食べて様子を見るようにしましょう。
不安な人はなるべく火を通したものを食べる方が安心です。
私は最初、そこまで神経質にならなくてもいいのでは…
と思っていたのですが、ミネラルウォーターを飲んでいるのにお腹を壊してしまうお客様は結構いるんです。
なので、こうしたちょっとしたことでも、意識して気を付けてみると、旅行中のトラブルは減らせるかもしれません。
生野菜が食べられないのは、特に健康を意識している人にとっては一大事ですよね。
海外旅行中はどうしても野菜不足になりやすいので、私は青汁やサプリで補給していました。
ちなみに、私が飲んでいた青汁はこちら↓
“酵素も乳酸菌も活きてる”【プレミアム乳青 -桑の葉青汁-】
海外では野菜不足から便秘になりやすかったので、乳酸菌も取れて腸内環境を改善できたのが良かったです♪
できれば氷もやめた方がいい【特に東南アジア】
氷が入ったフレッシュジュースやシェイクを飲む際も注意が必要です。
お腹が弱い人は、その氷が原因でお腹を壊してしまう人もいます。
南国のフルーツジュールは美味しいので、いろいろ飲んでみたくなりますが、飲みすぎないように気を付けましょう。
屋台などは避け、ホテルやレストランなどで飲んだり、氷抜きにしてもらうといいですよ。
かく言う私は、学生時代にプライベートで行ったカンボジアの旅行で、調子に乗って屋台のジュースを飲んで、盛大にお腹を壊した人間です…
うがいもミネラルウォーターを使う
そこまで徹底する必要ある?と思うかもしれませんが、胃腸の弱い人な度は、歯磨きのうがいの際にもミネラルウォーターを利用した方が安心です。
うがいやシャワーの際に、水道水をうっかり飲んでしまうことがないように気を付けてくださいね。
【余談】レストランでの水は有料と心得よ
日本のレストランやカフェでは、お水ください!と言えば、無料でもらえることがほとんどですよね。
しかし!海外では有料のことが多いんです。
Water, please.
とレストランで言うと、有料のミネラルウォーターが提供されてしまいますよ。
ヨーロッパでは、1ボトル3~5ユーロする場合も。
有料と知らずにたくさん水をおかわりして、食事代以上に請求されてしまった、という失敗談をときどき聞きます。
海外では水は有料と認識して、思わぬ請求をされないように注意しましょう。
場合によっては、アルコールや炭酸飲料水の方が安いこともありますよ。
水道水が飲める国では、無料で提供される場合もあります。
以下の単語を知っておくと安心です。
- tap water 水道水(無料)
- bottled water ミネラルウォーター(有料)
添乗員付きのツアーだと、飲み物の注文もサポートするので、海外旅行がはじめてでも安心ですよ。
【驚き!】日本と海外のペットボトル飲料の違い
ここでは、ペットボトル飲料をめぐって、日本とは異なる事情にビックリした経験を紹介します。
炭酸水に注意
特にヨーロッパでは、炭酸水の方が主流のことが多いです。
今でこそ、健康のために炭酸水が流行っていますが、当時そんなオシャレなものを飲んだことがなかった筆者。(おいおい)
普通にミネラルウォーターだと思って開けたボトルが、
シュワ!!!!!
っと、めちゃくちゃ勢いよく開いて、とてもビックリした体験があるのはここだけの話です。
お水を買うときには、ペットボトルを軽く押してみましょう。
パンパンだったら炭酸水、ペコッとへこめば普通の水です。
飲み慣れていない人には苦手な人もいますが、ハマってしまえば炭酸水の方が良いと思えるほど、好き嫌いが分かれるかもしれません。
ちなみに私は、ヨーロッパの添乗ですっかり炭酸水にハマってしまったタイプです。
ペットボトルが破損!
東南アジアや南米のペットボトルは、やわらかくて破損しやすいものがあります。
また、キャップがしっかり閉まらなかったり、横にすると水が漏れるものもあります。
気付いたら鞄の中が水浸しだったーーー!
という苦い経験、あります。
それも一度ならず何度も…
粗悪といっては語弊がありますが、海外ではペットボトルとキャップはあまり信用しない方がよさそうです。
ペットボトルに睡眠薬などを入れて、犯罪に誘発するケースがあるとガイドさんが教えてくれたことがあります。お店で購入したものでも、必ず開封されていないか確認しましょう。
知らない人から不自然な状況で受け取った場合は、飲まない方が賢明です。
お茶が甘い?!
海外のペットボトル飲料は、砂糖が大量に入っています。
パッケージは「Green Tea」、「緑茶」となっていても、砂糖で甘くなっていることが多いんです!
特に、暑くてエネルギーが必要な東南アジアでは、甘いお茶で糖分を摂る人が多いみたいです。
現地の人向けに、砂糖で甘くしてあるので、日本人の口には合いません。
砂糖入りかどうか、買う前にチェックしてみてくださいね。
海外旅行で迷わない!飲料水に関する英語
飲料水といっても、種類によって表現が異なります。
自分が求める水が手に入るように、覚えておくと便利です。
- tap water 水道水
- bottled water ミネラルウォーター
- water with gass ガス入りの水
- water non gass ガスなしの水
【秘策】ホテルの水を安全に飲む方法は〇〇
海外ではミネラルウォーターを飲めばいいのはわかったけれど、旅行中、常に飲み水の心配をしなければいけないのはなかなかに厄介ですよね。
実際、旅行中の飲料水の確保は、なかなか悩ましく、煩わしい問題です。
有名な観光地であっても、日本のようにあちこちにコンビニや自動販売機はありません。
また、夜間は防犯上の観点からお店が閉まることも多いです(しかも19時とか割と早い時間に…)。
観光中にその都度お水を買うのは面倒ですし、買いだめしておくわけにもいきません。
- 夜間に水が飲みたくなった!
- 近くにコンビニも自動販売機もない!
- 買いに行きたいけど言葉が心配
- 一人で買いに出歩くのは怖い
こんな時に便利なのが、持ち運びができる浄水器です!
電池や充電も不要で、ホテルの部屋の水道水を注ぐだけで、手軽に飲料水が作れちゃいます。
実はこれ、お客様が利用していたんです。
浄水器といえば、蛇口に取り付けたり、大きなウォーターサーバーに付属しているものだと思っていたので、持ち運びができるものがあると知ってびっくり!
そのお客様は、毎晩ホテルの水を浄水器に入れて飲料水を作り、マイボトルに入れて持っていました。
毎回毎回水を買う手間が省けるし、連泊の時は、部屋の冷蔵庫に入れておけば冷たいお水がいつでも飲めるので、とっても便利でいいな~と思っていました。
エコにもなりますしね。
しかも、【高機能浄水器Welvina】なら、美容と健康に嬉しいシリカ水がつくれます。
もちろん、旅行が終わったら自宅で利用すれば、毎日カンタンにシリカ水が飲めちゃいますね。
【高機能浄水器Welvina】画期的♪ 海外の水でも除菌率99%!ホテルの水を安全に飲める!
お腹を壊しやすい人や、海外旅行での飲料水問題が心配な人は、浄水器を活用するのもアリですよ!
あえてこの浄水器のデメリットを上げると、ちょっとサイズが大きいこと。
25㎝×17㎝×9㎝なので、スーツケースに入れるにはちょっとかさばってしまうかも…
- もっとコンパクトなものがいい!
- 別にシリカ水である必要はないかな…
という人には、アウトドア用の、よりコンパクトなタイプがおすすめです。
こちらは、3.5cm × 14cm × 3.5cm で手のひらサイズ!重さも たったの50gしかありません。
災害時に、川の水やため池の水を濾過して飲料水にすることを想定して開発されているため、除去率は99.99999%の安心のクオリティ。
防災グッズとして備蓄しておく事を防災士も奨めているので、たとえ旅行で使わなかったとしても持って多く価値はありそうですね♪
まとめ:海外旅行で水道水を飲むのは危険!浄水器を活用するのもあり!
海外旅行では、水道水は飲まずに、ミネラルウォターを買うようにしましょう。
お腹が弱い人は、うがいもミネラルウォーターを利用し、氷や生野菜も避けたほうが安心です。
最近は、持ち運びタイプの浄水器もあります。
浄水器を使ってホテルの水を濾過するのも、購入の手間がなく便利です。
海外旅行でお腹を下したり、大腸菌などの細菌性の病気にかかってしまうと、旅行どころではありません。
海外の水道水の事情を知って、事前に準備し、現地で正しく対策することで、トラブルを減らすことができますよ。
楽しい旅行になるといいですね!
不明な点があれば、問い合わせフォームからご質問も受け付けています!