海外添乗員になるには、どのくらいの英語力が必要なの?
どんな場面で英語が必要なんだろう?
この記事では、海外添乗員として10年間にわたって世界103ヵ国を添乗してきた私が、あなたのこんな悩みを解決します。
ズバリ、
海外添乗員に必要な英語力は英検2級程度。
英語がそこまでペラペラじゃなくても、海外添乗員として活躍している人はたくさんいます。
この記事を読めば、海外添乗の現場で使われている英語のレベルがそんなに高くないことが分かります。
海外添乗員に興味はあるけど、英語に自信がないから諦めようとしていませんか。
英語がペラペラでなくても、海外添乗員として活躍できるので、夢を諦めないでくださいね!
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海外添乗員になるための英語力は英検2級/TOEIC550点程度
いきなり結論ですが、海外添乗員として必要な英語力は、一般的に英検2級かTOEIC550点以上とされています。
実は、海外添乗員はそれほど高いレベルを求められるわけではありません。
海外で仕事をするということで、高度な英語力が必要だと思っている人は意外と多いです。
実際は、旅行先での基本的な会話や日常会話、トラブル時の対応が出来れば良いので、中級程度の英語力で十分とされています。
実際、私は2つの旅行会社で採用も担当しましたが、英語力が決め手となって採用することはほとんどありませんでした。
勤務していたのは、いずれも海外旅行をメインに扱う旅行会社です。
それにも関わらず、【英語力はあれば良い】という程度で、いずれの会社もTOEIC○点以上というような具体的な数値設定はありませんでした。
英語がペラペラではなくても海外添乗員はできますが、英語ができることで添乗できる国が増え、仕事の舞台が広がるのが現実です。
少しでも英語をアップさせて、世界を舞台に活躍しましょう!
私は、添乗スキルと英語力をアップさせることで、103ヵ国を添乗することができました。南極にもいきましたよ!
自分のスキル次第で世界中が舞台になる、とても夢のある仕事だと思います。
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海外添乗員の英語力がそれほど高くなくても良い理由
それでは、なぜ英語がペラペラではなくても海外添乗員になれるのか、ここでは3つの理由を紹介します。
- 日本語が話せる現地ガイドが同行するから
- 海外添乗員が使う英語は、【フレーズ】が決まっているから
- 海外添乗員と言えど、お客様は日本人だから
日本語が話せる現地ガイドが同行するから
実は、現地に着いてからは、「日本語が話せるガイド」が同行することが多いです。
「日本語が話せるガイド」には、2パターンあります。
- 日本語ガイド…日本語が話せる現地ガイド。主にアジア圏に多い。
- 日本人ガイド…日本人や日系のガイド。現地在住で、ヨーロッパや南米に多い。
ここだけの話、行先によっては現地でほとんど英語を話さない場合もあります。
そもそも、観光地を案内することは添乗員の仕事ではありません。
添乗員は、正式名称を【旅程管理主任者】と言い、ツアーが予定通りに運行しているかを管理するのが主な仕事です。
万が一のトラブルに対応したり、旅が安全に楽しく進むようにお客様をサポートする役割があります。
現地ガイドが日本語を話せる場合は、ガイドが同行している間は言語面での問題はほとんどありません。
このような場合に、添乗員が英語を使う場面と言えば、ガイドと別れた後くらいです。
例えば、ホテルのチェックインやレストランでのドリンク注文などで、たいていの場合、簡単なトラベル英会話で通用します。
実はアジア圏では、現地に到着してから帰国便に乗るまで、同じガイドがずっと同行して、ホテルも一緒のことが多いです。
ツアーの最初から最後まで同行してくれるガイドさんを【スルーガイド】と呼びます。
スルーガイドの場合、ホテル滞在中やレストランでもガイドがサポートしてくれるので、言葉の面では全く心配ありません。
【フレーズ】海外添乗員が使う英語は、型が決まっているから
海外添乗員が英語を使う場面は、ある程度限られています。
空港やレストラン、ホテルなどで使われる、一般的なトラベル英会話が出来れば問題ありません。
トラベル英会話は、ある程度フレーズが決まっています。
それらをしっかり押さえて、コミュニケーションが取れることが大切です。
海外添乗員になりたいという人は、それなりに海外旅行や英語に興味がある人だと思います。
自分が実際に海外旅行に行った際に、現地の人と最低限のコミュニケーションが取れていれば問題ないと思ってよいでしょう。
そうした経験が少ない人でも、トラベル英会話を勉強したり、現地で場数を踏むことで上達できます。
海外添乗員といえど、お客様は日本人だから
旅行会社が採用の際に、英語力をそこまで求めないのは、ツアーに参加しているお客様は日本人であって、日本語で対応するからです。
添乗員の仕事は、旅程管理のほかにお客様対応があります。
お客様がツアーを楽しんでいただけるように、気配りをしながら対応するのが添乗員のもう一つの大切な役割です。
添乗員は接客業なので、どんなに英語がペラペラでも、ぶっきらぼうだったり、高圧的だったりする人は向いていません。
また、お客様は年配の方が多く、自分よりも年上のことの方が多いです。
採用の際には、英語力よりも敬語や常識が身についた人物かどうかに重点をおいていました。
英語は少し不慣れでも、愛想が良くて誰にでも好かれるタイプの人柄が重宝される世界です。
英語力を一生懸命磨く前に、まずは人間力を磨く方が大切です。
【英語レベル別】海外添乗員のツアー行先候補
それほど高度な英語力は必要のない海外添乗員ですが、英語が出来れば仕事の舞台は世界中に広がります。
基本的には英語力も含めた実力と経験、お客様からの評価によって、添乗先がアサインされます。
一口に海外の添乗といっても、新人さんでも同行できる初級レベルの国から、経験を積んだベテランでも難しい国まで様々です。
ここからは、能力別にどの程度でどのような国・地域へ添乗が出来るのかを紹介していきます。
英語アレルギーの添乗員=国内のみ
英語が全くダメ、英語アレルギーだ、と言う場合は、残念ながら海外添乗員には向いていません。
国内添乗員を極めた方が、いい仕事が出来ると思います。
英検3級程度の海外添乗員:アジア圏
英語がそこまで得意でなくても、アジア圏の添乗には出られます。
なぜなら、アジア圏の多くは、日本語ガイドかつスルーガイドだからです。
つまり、日本語を話すガイドが、現地の空港に着いてから日本に飛び立つまで、ずっと一緒に同行してくれます。
積極的に英語を話そうとしなければ、ほとんど英語を話すことなく、ツアーが終了するかもしれません。
英語があまり得意でなくても、抜群のホスピタリティでお客様から信頼され、「英語ができない」部分をカバーしている添乗員はたくさんいます。
英検2級程度の海外添乗員:アフリカ、中近東
英語がある程度できると、活躍の舞台はグンと広がります。
アジア圏で添乗員として経験を積み、実力がついてくると、次に任されるのがモロッコやチュニジアなどのアフリカ圏です。
なぜかというと、このエリアは英語ガイドではあるものの、スルーガイドであることが多く、事前に打ち合わせをしながら進めることができるからです。
また、ガイドも英語を第二外国語として学習した立場であるため、英語が多少出来なくても理解してくれることが多く、優しくフォローしてくれます。
アフリカや中近東の人は、親日派の人が多いこともあり、新米のへっぽこ添乗員だった私にもとても親切に対応してくれ、個人的には良い思い出ばかりです。
英検準1級程度の海外添乗員:主要ヨーロッパ、英語圏
アジア、アフリカと経験を積むと、いよいよ欧米に進出です。
ヨーロッパは、各主要都市には日本人ガイドがいるため、都市部の観光はガイドにお任せしておけば問題ありません。
しかし、都市間の移動はガイドが同乗しないことがほとんどなので、英語でやり取りをしなければいけません。
例えば、バスで移動中に渋滞に巻き込まれた場合に、ドライバーと調整したり、次の観光地に連絡や相談をする際に英語が必要になります。
また、田舎町などは英語ガイドとなることもあるので、通訳が必要になります。
日本人ガイドがいる都市でも、繁忙期には予定が合わずに英語ガイドとなることも多々あります。
英検1級程度の海外添乗員:世界中どこでも!
高度な英語力を身に着けると、あなたの添乗のチャンスは世界中どこでも、無限大に広がります。
観光地ごとに、英語ガイドの通訳をするのは簡単なことではありません。
それに加えて、旅程管理やお客様対応など、添乗員本来の仕事をしなければならないので大変です。
しかし、このレベルまで来ると、自分である程度、仕事を選べるようになります。
つまり、「次はこの国に行きたい」とか、「このツアーに行ってみたい」という希望が通ることも増えてきます。
繰り返しになりますが、添乗員は英語力が全てではなく、英語力はあくまでオマケ程度です。
経験を積んで実力が付き、お客様から信頼されるようになれば、自然といろいろな国に行けるようになります。
ホスピタリティやコミュニケーション能力、交渉力などと同じように、添乗員に必要な一つの能力として英語力をアップさせることで仕事の幅が広がります。
【まとめ】海外添乗員に必要な英語力
海外添乗員の英語力は、実はそれほど高くなく、英検2級レベルでも通用します。
なぜなら、日本語が話せるガイドが同行する国や地域も多いからです。
おもてなしの精神や旅を盛り上げる力、団体をまとめる力などがお客様に評価され、英語力がさほど高くなくても抜群に人気のある添乗員は実際多くいます。
とはいえ、英語ガイドの時に、ガイドと英語とスムーズに打ち合わせをしたり、ガイドが案内したことを適格に通訳してお客様に伝える姿は、お客様から見ても頼もしく、信頼されます。
何より、英語が出来ることで添乗できる国も増えるので、可能性が広がります。
いろいろな国に行きたければ、添乗スキルと英語力を高めることが近道です。
ある程度経験を積むことで、添乗スキルも英語力も上がってくるので、添乗できる国もどんどん増えていきますよ。
添乗員として世界中を飛び回りたいと考えている人にとっては、勉強しがいがあり、とても夢がある仕事だと思います。
ぜひ、英語を恐れずチャレンジしてみてくださいね。
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