低山のゆるゆるハイキングはもちろん、縦走、雪山、トレラン、ステージレースまで、山での遊びなら何でも大好きな筆者。娘が産まれるまでは、毎週のように登山に行っていました。
子どもが産まれたら、登山はしばらく出来ないだろうと諦めていましたが、子どもを担ぐアウトドア専用のベビーキャリアがあることを知って大興奮。その名も登山用ベビーキャリアというらしい。
そうと知ったら、買うしかない。娘が1歳の時に、モンベル(mont-bell)の登山用ベビーキャリアを購入しました。
娘と一緒に大自然の中を歩きたい!
そんな思いで購入しましたが、このベビーキャリアのおかげで、娘が小さいうちから、いっしょに自然のなかで楽しむことができました。
登山に興味のなかった夫が、ベビーキャリアを担いでくれるようになったのは嬉しい誤算です。
もうすぐ4歳になる娘ですが、そろそろ乗っているのも窮屈そうです。
担ぐ大人も重くて限界。
まもなく引退となりそうです。
そんなわけで今回は、約3年間利用した我が家のベビーキャリアのあゆみを紹介します。
登山用ベビーキャリアのおかげで、娘が赤ちゃんの時から、一緒に大自然の中を歩くことができました。
家族での思い出もたくさんでき、本当に購入してよかったと思っています。
購入を迷っている方に、登山用ベビーキャリアで楽しむ親子登山の魅力や年齢に応じた使用感、使い勝手などが伝われば嬉しいです!
購入の前に試したい!という人には、レンタルも出来ます。
まずは一度、使ってみるのもありです!
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- モンベル登山用ベビーキャリアのスペック
- 1歳から4歳まで約3年使ったレビュー
- 登山用ベビーキャリアをレンタルで試す方法
モンベル登山用ベビーキャリアの商品情報
まずは、モンベルの公式ホームページより商品の紹介です。
モンベル登山用ベビーキャリアの仕様
【価格】24,640円(税込み)
【素材】
本体:100デニール・ナイロン・トリプルリップストップ[ウレタン・コーティング]
ハーネス、背中、座面、背もたれ:ポリエステル3Dメッシュ
フレーム:アルミ二ウム合金
【重量】2.35kg
【カラー】ブルー(ORBL)、グレー(SHAD)
【サイズ】65×31×33cm
【適応体重】9~16kg
【容量】26L(収納部)
【背面寸法】44~54cm
商品情報
生後9ヶ月くらいから3歳くらい(身長約90cm)までのお子さまを背負うことが可能な自立式・軽量キャリアです。転落を防止するハーネスやパッドを備え、お子さまの安全性を確保。座部の表面にはソフトな肌触りの3Dメッシュ、内部には通気性に優れたスポンジを使用し、快適性を高めています。性別や体格を問わず、お父さんとお母さんで共用できる背面長の調節システムや、お子さまを乗せやすいフルオープン仕様など、使い勝手を高める機能を搭載。行動しながら水分補給が可能なトレールウォーターパック(別売)が装着可能。
モンベル公式ホームページ
モンベル登山用ベビーキャリア導入前:抱っこ紐登山は危険
娘の登山デビューは、生後5か月のとき、抱っこ紐で高尾山に登ったのがはじまりでした。
抱っこ紐で娘を前に抱え、ザックを背負って歩きました。
産後はじめての登山、楽しい山歩きになるはずが、抱っこ紐での登山は思った以上に不快でした。
まず、赤ちゃんが自分の前にいるので足元が見えません。
木の根っこや段差につまずかないよう、かなり慎重になるので楽しむ余裕などありません。
特に下りは、足元がまったく見えず苦労しました。
また、前に重心がある状態で山道を上り下りするので姿勢に無理がかかります。
あっという間に腰や肩が痛くなりました。
密着しているので、とても暑く、娘も汗で頬がかぶれてしまいました。
こうした体験もあり、自分の背中でしっかり固定できる登山用ベビーキャリアの導入を決めました。
モンベルの登山用ベビーキャリアは、生後9か月ごろから利用できることになっています。
前提として、自分でしっかりと座れることが大切です。
座る力が不十分だと、キャリアの上でグラついたり、不安定になったりして危険だからです。
我が家では、娘が10か月ころに購入はしましたが、実際に山で利用したのは1歳直前でした。
モンベル登山用ベビーキャリアはいつから使える?デビューは1歳(高尾山)
モンベルの登山用ベビーキャリアではじめて登ったのは娘が1歳の時、高尾山でした。
娘を背負った時、しっかりとしたホールド感と背負い心地に感激したのを覚えています。
娘が産まれるまでは、20㎏近い装備を担いで縦走することもあった私。
当時娘は9㎏ほどで、そこに日帰りの荷物を入れても20㎏になることはなく、背中に負荷を感じることはほとんどありませんでした。
いつもと視線が変わっておもしろいのか、自然の中が気持ちよいのか、娘はキャリアの上でご機嫌に過ごしていました。
また、適度な揺れが心地よいらしく、気づいたら眠っていることが多かったです。
私は山に登れるし、娘はご機嫌だし、ということで、すっかりベビーキャリアでの登山の虜になりました。
この時期に気を付けることは、子どもはまだ小さく意思疎通ができないので、大人ひとりでの利用は避け、もう一人の大人が子どもの様子を見てあげることです。
また、ずっと座っておくのもそれなりにしんどいので、適宜休憩をしてキャリアから降ろしてあげると良いでしょう。
モンベル登山用ベビーキャリアはかなり快適! 1歳6か月(八方池)
娘が1歳6か月のころ、北アルプスの八方池をハイキングしました。
私は、妊娠・出産以来久しぶりの北アルプスで、雄大な大自然に感激でした。
この日までに、練習がてら高尾山で3回ほどベビーキャリアを利用していました。
乗る側の娘も、担ぐ側の大人も、すっかり慣れていました。
娘の座り方にも安定感が増し、安心して担げるようになった時期です。
道具は何でもそうですが、使ってみて経験値を上げることで、より快適に使いこなせるようになりますね。
ちょうどこの時期は、よちよち歩きができるようになった時期です。
キャリーから出してあげると嬉しそうに歩いている姿が印象に残っています。
キャリーに乗っても楽しい、降りて歩いても楽しい、娘にとっても嬉しい時間だったように思います。
歩くといっても、まだまだ手をつないでよちよち歩く程度です。
基本的に登山中はずっと担ぐ必要があり、担ぐ側にはそれなりの体力が必要です。
また、子どものお世話に何かと時間がかかるので、我が家ではコースタイムの2倍ほどの時間を見積もってプランニングしていました。
ベビーキャリアのおかげで、赤ちゃんのころから雄大な自然を感じたり、家族で自然に触れたりする機会をつくれました。
今となってはベビーキャリアを購入して本当に良かったと思います。
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モンベル登山用ベビーキャリアで娘もご機嫌! 1歳9か月(木曽駒ケ岳)
娘が1歳9か月の時に、ベビーキャリアで娘を担いで木曽駒ケ岳に登頂しました。
この頃の娘の体重は10㎏ほどです。
キャリアの方にはほとんど荷物を入れず、もう一つのザックに家族3人分の着替えや食料を入れ、それを交互に担ぎながら登りました。
娘は、追い抜いていく人やすれ違う人みんなに声をかけてもらえるのが嬉しかったようです。
ベビーキャリアの上からずっと手を振っていました。
言葉も少しずつ増えてくる時期で、「おやま、すごいねー!きれいだねー」などとお話しながら歩いた時間は本当に幸せでした。
この時期は、俗にいうイヤイヤ期に突入するころでもあります。
「歩きたい」というので降ろしてみれば、「やっぱり乗る」と言ってみたり、娘のわがままにも付き合いつつの登山となりました。
とはいえ、登山中はベビーキャリアに乗っておいてもらわないと困ります。
ご機嫌取りのおやつを用意して、ちょいちょい渡しながら進んでいました。
当然、ひとりで登山をしているときのようには進みません。
はやりコースタイムの倍近く時間がかかりましたが、充実した時間を過ごせました。
モンベル登山用ベビーキャリアに乗ったり降りたり… 1歳10か月(上高地)
振り返ると、1歳半から2歳くらいまでがベビーキャリアの使い勝手が一番よかったです。
実際、この時期は、家族3人で結構あちこちの山に出かけていました。
娘の身体が大きすぎず重すぎないので、負担が最小限ですみます。
さらに意思疎通ができるので、娘の希望も叶えてあげられます。
この時期がいちばん、大人も子どもも快適な山歩きができていました。
これ以上小さいと、身体がまだ不安定で気を遣わなければいけません。
子どもからの発信も少ないので、「一緒に楽しんでいる」という感覚は小さかったです。
逆にこれ以上大きくなると、体重が増えたり、身長が伸びて重心が動くことにより、担ぐ側への負担が大きく増します。
自分で歩きたい時期で、ずっとキャリーに乗っているのを嫌がる時間も増えていきました。
そうなると、子どもの歩くペースに併せて手を取って歩くので、たとえ平坦な道でもまったく進まず・・・ということが多くなりました。
娘は今、3歳9か月で、ベビーキャリアはまだ現役で使っています。
これまで使ってみた感想としては、子どもが1歳半から2歳くらいまでの利用価値が高い道具だと思います。
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モンベル登山用ベビーキャリアはいつまで使える?2歳8か月でそろそろ限界(立山室堂~雄山)
秋の連休に、室堂山荘の個室が取れたので、2泊3日の小屋泊で秋の室堂を満喫してきました。
娘は、片道700mほどの保育園まで、毎日歩いて往復できる体力がついていました。
走ったり、階段を上ったりするのもすっかり上手になっていたころです。
室堂でも、平地はほとんど自分で歩ききりました。
しかし、担ぐ側の体力に限界を感じました。
娘の体重増加に加え、この時期は身長も伸び、重心が高くなってバランスが取りにくいのです。
1年前よりも、私たち親の方がはるかに体力を消耗しました。
娘の揺れを制御しながら進むのに、相当神経を使いました。
家族みんなで3,000m峰に立つことができ、感激したと同時に、ベビーキャリアを利用して本格的な登山はそろそろ限界かな、と実感したのもこの時でした。
参考までに、この時期娘は身長85㎝、体重は12㎏ほどでした。
ベビーキャリアにはほとんど荷物をいれませんでしたが、さすがにずっしりと重かったです。
子どもがある程度歩けるようになると、平地で歩けるところはどんどん歩いてもらい、大人の体力を温存しながら進みました。
しかし、ここは2歳児です。石ころを見つけては立ち止まり、葉っぱを拾っては立ち止まり…で、まったく進みません。
はやり、コースタイムの2倍以上は見積もって、ゆっくり楽しむのが良いかと思います。
歩いてくれる部分が増えるのは助かるのですが、ベビーキャリアを担いだり下ろしたりする行為はそれなりにエネルギーを使います。
ザックであれば、多少乱暴に上げ下ろししても問題ありませんが、子どもが乗ったベビーキャリアはそうもいきません。
バランスを取りながら、20Kg近いザックを上げ下ろしするので、足腰の筋肉をかなり使います。
しかも娘のわがままに応じながら、何度もやらなければいけません。
これが結構、登山で疲れた身体には堪えます。
また、ベビーキャリアを置く平らなスペースも必要なので、上げ下ろしのタイミングは慎重になっていました。
モンベル登山用ベビーキャリアは普段使いでも活躍!3歳8か月(利尻島/ペシ岬)
本格的な登山での利用は、室堂が最後となりましたが、実はその後もまだ使っています。
特に、散策路があったり、ちょっと足場の悪い観光地ではおすすめです。
我が家では、道が悪くてベビーカーでは行けないところや、途中で歩いてくれなくなったら困りそうなところに行くときに使っています。
ベビーキャリアに乗ってくれれば機動力もアップするので、いまだに大活躍しています。
写真は、利尻島(北海道)のペシ岬展望台。
階段を20分ほど登ると到着する小高い丘の上の展望台です。
登山と違い、一般的な観光客が普通の服装で登るような場所です。
こうした場所でも、3歳児にとっては大冒険。
歩けるところまで歩かせて、ギブアップしたらベビーキャリアに乗せました。
とはいえ、乗っているほうは結構窮屈そうです。
メーカーも身長90㎝くらいまでを推奨ていて娘はもう92㎝、そろそろ引退となりそうです。
今後は、現在6か月の息子がしっかり座れるようになったら、また利用したいと思っています。
モンベル登山用ベビーキャリア レンタルする方法
モンベル登山用ベビーキャリアに興味があっても、使用頻度と価格を天秤にかけて、購入に思いとどまっている人に朗報です!
ベビー用品レンタル専門のベビーレンタで、レンタルできます!
私が確認した中では、1週間1,880円(税込み)は最安値です。
気になる方は、ぜひレンタルして実際の使い心地を体験してみてください!
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モンベル登山用ベビーキャリア まとめ
モンベルの登山用ベビーキャリアは安全性が高く、安心して子どもと山に出かけることができるアイテムとして、小さいお子さんがいる山好き家族におすすめです。
今回、記事をまとめるにあたって、たくさんの写真を見返しましたが、「あの時、連れて行ってよかった!」と思える場所ばかりでした。
娘が小さいころから、こんなにもあちこち歩くことができたのは、ベビーキャリアがあったからこそです。
ベビーキャリア導入を検討している方の参考になれば、嬉しいです。
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