佐渡の旅行ですっかり「島旅」にハマってしまった私たち。
9月の連休を利用して、「最果ての島」北海道の利尻島・礼文島に行ってきました!
今回は、利尻島でレンタカーを1日借りて、島をぐるっと一周観光した様子をまとめます。
利尻島の外周は約60㎞。
ただ1周まわるだけなら、1時間ちょっとあれば回れてしまうサイズ感。
しかし、利尻山を望む湖沼や展望台に立ち寄ったり、昆布を干している様子を見学したりしていると、あっという間に1日経っていました。
稚内から日帰りをする人も多いですが、できれば島に1~2泊して、1日かけてじっくり巡ることをおすすめします。
島の真ん中にそびえる利尻山は、どこから見ても格好よく、見る角度によってどんどん山容が変わります。
車窓から、旅館の部屋から、展望台から…どこからでもずっと眺めたくなる圧倒的な存在感です。
一周回ってこそ味わえる魅力なので、ぜひレンタカーでゆっくり観光してくださいね。
海鮮が本当においしいので、旅館でゆっくり食事を楽しむのもいいですよ。
レンタサイクルもあるので、体力に自信がある人は自転車で一周するのもよいですよ。
自転車で巡っている人も、結構見かけました。
ちなみに、私たち夫婦はロードバイク乗りなのですが、今回は子どもたちがいるので、泣く泣く車での旅です(笑)。
この記事では、子どもといっしょにレンタカーで利尻島をめぐるモデルルートを紹介します。
- 利尻島をレンタカーで回りたい
- 子どもでも楽しめるスポットを知りたい
そんな方の参考になれば嬉しいです。
赤ちゃん&子連れ 利尻島レンタカーは高い?!観光バスとどっちがおすすめ?
今回、私たちはニッポンレンタカーで9時~17時まで8時間レンタルしました。
チャイルドシート2台(1台500円)と合わせて、料金はなんと16,060円!
た、高い…
いわゆる、「離島料金」というやつですね。
関東で平日レンタカーをする場合の3倍くらいの料金です。
正直、はじめはレンタカーの金額にビビッてしまって、宗谷バスが運行している定期観光バスを利用しようかなとも思っていました。
2つのコースがあり、3時間15分ほどで見どころを巡ります。
Aコースに見たいポイントが集中していたので、Aコース大人2人で6,600円。
1万円近く浮くな~と考えたわけです。
最終的にレンタカーを借りましたが、レンタカーで大正解でした!
特に小さい子どもがいる場合は、多少料金が高くてもレンタカーの方がおすすめです!
理由は、
- 遊歩道が充実しており、ゆっくり歩くとツアーの時間では足りない
- 夏場でも冷えることがあるので上着が必須。荷物が多いので車が便利
- 定期観光バス以外にも見どころがたくさん。1日かけて回るのがベスト
だからです。
もちろん、車だと完全プライベートなので、自由が効きますし、なにかと安心です。
それ以上に、利尻島は見どころが多く、3時間で終わってしまうのがもったいない!というのが私の感想です。
利尻島も礼文島も、島旅のレンタカーは大人気なので、早めの予約が必須です!
まずは、じゃらんレンタカーやたびらいレンタカーなどの検索比較サイトで探してみてください。
もし、そこで空きが見つからなくても諦めないで!
島には、個人経営のレンタカー屋さんも多く、そういうところは比較サイトには登録していない場合も多いです。
個人の店舗だと空いていることもあるので、問い合わせてみてくださいね。
ちなみに、礼文島ではレンタカーは空きがなかったので、定期観光バスを利用しました。
その様子はまた改めて。
赤ちゃん&子連れで利尻島一周レンタカーモデルコース
私たちは、鷲泊から時計回りに1周回りました。
午前中から周遊する場合は、時計回りがおすすめです。
姫沼やオタトマリ沼から、利尻山の写真がきれいに撮れますよ。
午後になると、逆光になるので予定を立てるときの参考にしてくださいね。
アウトドア派の我が家は、あちこちでハイキングをしています。
写真を撮るだけなら、そんなに滞在時間は必要ないかもしれません。
9時にレンタルして、予定時間の17時までめいいっぱい借りて、島中くまなくめぐり、大満足の旅でした。
風がない日は、「逆さ利尻山」が湖面に映るスポットとして人気です。残念ながら、私たちが行ったときは見られませんでした。一周800mほどの遊歩道が整備されています。ベビーカーでも通れましたよ。
ここから見た利尻山の姿が、北海道のおみやげ「白い恋人」のパッケージに使われています。急峻な先端がはっきりと見えてとてもかっこいい!この角度が採用されたのも納得です。ここも周囲約1㎞の遊歩道があります。
高層湿原のミズゴケと低層湿原のミズバショウが混在する日本でも唯一の環境の沼。1周400mと900mの遊歩道があり、400mをお散歩。ここはベビーカーが通れないところがあるので、抱っこ紐がおすすめ。
夏の間、稚内からアザラシが「出張」にきていて、エサやり体験ができるということで、娘がすごく楽しみにしていたポイント。しかーし!!台風が接近していたため、ひと足早く稚内にかえってしまい、アザラシは不在…。
「利尻らーめん味楽」に行く予定でした…が!なんとまさかの定休日。痛恨のミス!!!!!飲食店が多くないうえ、13時を回ってラストオーダーのお店もあり、大ピンチ!沓形市内をグルグル回って、「凡天」さんでいただきました!
ガイドブックには載っていませんでしたが、町の定食屋さんって感じで、気軽に入れて良かったです。店内は広々していて、小さな子ども連れにはうれしいお座敷だったので、助かりました。
後から気づきましたが、Googleの評価が☆4.2と高評価!ふらっと入ったお店が当たりだとうれしいですね。
自家製の乳酸飲料ミルピス。さっぱりとした味わいで美味しかったです。名物店主の森原さんにもお会いすることができ、いろいろお話していただきました。
標高約90mの展望台。娘は歩けるところまで頑張って、あとはベビーキャリアで担ぎました。ガイドブックには頂上まで20分往復30分、と紹介されていますが、子どもと一緒だと山頂まで35分、往復50分ほどかかりました。余裕をもって登りましょう!
レンタカーで利尻島一周 子どもが楽しめるポイントは?
自然豊かな利尻島は、それだけで子どもの遊び場です!
整備された遊歩道でハイキング三昧
整備された遊歩道があちこちにあるので、動きやすい服と靴、水分やおやつを持って、思いっきり身体を動かすのがいいと思います!
子ども連れでも、気軽にハイキングできるポイントは、モデルコースでも紹介した3カ所です。
- 姫沼
- オタトマリ沼
- 南浜湿原
- (ペシ岬)
ペシ岬は、3~4歳くらいの子どもだと、全部歩くのはちょっと難しいかもしれません。
足場が悪いところもあるので、無理せず挑戦してくださいね。
この後、写真とともに詳細をまとめていますので、参考にしていただけると嬉しいです。
小学生くらいのお子様なら、問題なく登れると思います。
親御さんに体力があれば、1歳くらいの子どもでしたら抱っこ紐でも行けると思います。
実際、私が息子を抱っこ紐で抱っこしています。
その場合は、足元が見えづらくなるので、特に下りは気を付けてくださいね。
アザラシにエサやり体験
私たちは残念ながら体験できませんでしたが、仙法志御崎公園のアザラシにエサやり体験ができるのも、子どもにはいい体験になると思います。
スイーツ・グルメめぐり
利尻島でしか食べられないソフトクリームやミルピスなど、子どもがよろこぶグルメスポットがあります。
グルメめぐりを楽しむのもおすすめです。
利尻島ペシ岬は子どもも登れる?キツイ?
ペシ岬は、標高約90mの展望台で、鷲泊港と利尻山、遠く礼文島まで見渡せる、抜群の展望スポットです。
30分ほど階段と坂道を登るので、決して楽ではありませんが、天候など条件がよければ、ぜひとも登ることをおすすめします。
展望台からの景色はもちろん、目の前に大きくそびえる利尻山の姿がたまらない、贅沢なハイキングコースです。
行けるかどうか不安な方に向けて、足場の状態などイメージしやすいように、写真多めで徹底解説します!
ぜひ参考にしてくださいね。
- 海に突き出るような姿のペシ岬
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とてもカッコいい形をしています。一見すると、こんなところ登れるの?と不安になりますが、山頂までは石の階段や野道を30分ほど進むと到着します。
直登ルートと、右手の白い灯台を経由する巻き道ルートがあります。
展望台専用の駐車場はありません。
フェリーターミナルの駐車場に停めて、利尻マリンホテルの裏から登っていきます。(看板あり)。
- 目指すはあのてっぺん!
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会津藩士のお墓がある場所です。
この先で、直登と巻き道の分岐点となります。私たちは巻き道ルートで登って、直登ルートで降りました。
- なだらかな坂道を上る
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少し足場が悪いですが、注意して歩けば問題ありません。3歳の娘も足取り軽やか!
向こう側に海が見えてきました。なんだかテンションが上がる構図です!
- 白い灯台を超えるともう少し!
- 利尻山に近づいていく感じがたまらない!
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たった20~30分のハイキング、というよりお散歩コースですが、利尻山を真正面に臨みながら歩く贅沢といったら。時間と体力に余力がある人は絶対におすすめのポイントです!
- ついにペシ岬に到着
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360°見渡す限りの大パノラマ!遠く礼文島まで見渡せました。
今回、利用している登山用のベビーキャリアのレビューはこちらをどうぞ。
利尻島はハイキングコースがいっぱい!子どもと大自然を満喫しよう!
以上、利尻島をレンタカーで時計回りにぐるっと一周まわった時の様子をまとめました。
利尻島は1周約60㎞なので、半日でも十分に回ることはできます。
しかし、子ども連れでのんびりハイキングを楽しんだり、雄大な自然を満喫するには、1日かけてゆっくり島めぐりをするのがおすすめです。
レンタカーは「離島料金」で少々お高いですが、それ以上の満足感を得られるはずです。
すぐに予約で埋まってしまうので、早めに計画してくださいね。
参考になれば嬉しいです。
今回、旅行の計画から現地での情報収集までフル活用したガイドブックです。
『地球の歩き方』が編集しているだけあって、情報量の充実ぶりが見事です。
正直、これ1冊あれば、計画のリサーチから現地での情報チェックまで、ほかには何もいりません。
ってくらい、詳しいです。
逆に、日帰りで定期観光バスを利用する人にとっては、詳しすぎて情報量が多すぎるかも。
『るるぶ』や『まっぷる』の【北海道】版にも、利尻島と礼文島は紹介されていますが、数ページしか紹介されていないんですよね…
北海道は広いので、ほかのエリアの情報も多く、利尻島や礼文島にしか行かない場合は、買うのはちょっともったいない!って思いませんか?
そんなときにおすすめなのが、電子書籍の読み放題サービスです!
月額550円で国内の『ことりっぷ』・『るるぶ』・『まっぷる』が読み放題!
まだ電子版ガイドブックを利用したことのない人は、ぜひ今回の旅行で試してみてください!
旅行先でガイドブックを持ち歩く必要がなく、スマホひとつで身軽に観光できますよ。
ガイドブックを持たない身軽さに慣れたら、癖になりますよ~
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