海外旅行では、観光地や世界遺産を訪ねたり、絶景を見たり、美味しい食事を食べたり…
いろんな楽しみ方がありますよね。
筆者は有名な建造物を見たり、自然が造り出した絶景を見るのも好きですが、気ままに市街地をぶらぶらと歩きまわるのも大好きです。
特に、ヨーロッパの旧市街はオシャレな町並みが多く、歩いているだけでもわくわくします。
細い路地裏に入り込んでしまって迷子になるのも、旅行ならではの楽しみだと思っています。
入念に下調べしたカフェを、地図を片手に歩き回ってやっと見つけた時も嬉しいですが、たまたまフラっと立ち寄ったカフェが思いがけずおいしかった時は、もっと嬉しくなるタイプです。
町歩きには、ひそかな発見と楽しみが目白押しなので、ハマると癖になっちゃいますよ。
今回は、世界100ヵ国以上を訪問した元添乗員が、「ぶらぶら歩いて楽しい!」と思うとっておきの町や都市を紹介します。
【遺跡・建築編】、【自然編】に続き、ラストとなる今回は【都市・古都編】です。
可愛らしい町並みや、古い町並みがよく保存された古都を厳選しました。
有名な観光都市から、ちょっとマイナーな都市まで、町歩きやカフェ巡りなど散策好きにはたまらない都市ばかりです。
ぜひ、海外旅行の行き先の参考にしてみてくださいね!
絶対に訪れたい都市 第5位:ヴェネチア(イタリア)
言わずと知れたイタリアの観光名所、べネチア。
118もの小島から成り、400以上もの橋で結ばれています。
運河に張り巡らされた迷路のような町は、別名「水の都」とも呼ばれてます。
ベネチアに行ったら、運河の中をめぐるゴンドラ遊覧ははずせません!
ゴンドラに乗って、ベネチアの町をゆったりとめぐると、これぞベネチア!という雰囲気を堪能できます。
散策に疲れたら、本場イタリアのジェラートを買って休憩してくださいね!
絶対に訪れたい都市 第4位:ローテンブルク(ドイツ)
続いては、まるで絵本の中から飛び出したかのような可愛らしい町、ドイツのローテンブルクです。
三角屋根の木組みの家が連なり、「中世の宝石箱」や「ドイツで最も美しい町」と称えられる素敵な町です。
石畳みが交差したこの場所は、「プレーンライン」と呼ばれ、特に人気の撮影スポット。
いつ行っても人がたくさんいるので、こんな風にひと気のいない写真を撮るのは至難の業です。
粘り強く人がはけるのを待つか、早朝の訪問がおすすめです。
1階はレストランやショップになっていることが多く、2階以上が今も住居として使われています。
来る日も来る日も観光客に写真を撮られては、うかうか窓も開けられませんね。
中世からの町並みが残るこんな素敵なところで生活している人が羨ましい!
と思うのは私だけでしょうか…。
旧市街の散策ももちろん楽しいのですが、ローテンブルクに来たらぜひ、旧市街を「上から」見てみてください!
おすすめは2つあるのですが、イチオシは町をぐるりと囲む城壁のまわりを散策すること!
全長は4.2㎞もありますが、すべて歩かなくても、門や塔の階段から自由に出入りできるので、気になるところから登り降りすれば大丈夫。
城壁のまわりを散策できることは意外と知られていないのか、滞在時間が足りないのか、やっている人は少ないように思います。
ローテンブルクの穴場スポットなので、ぜひ時間をとって体験してみてくださいね!
ローテンブルクの町を一望するもう一つのおすすめスポットは「市庁舎の塔」。
こちらはガイドブックでも紹介されている人気のポイントです。
頑張って階段を登ると、こんな町並みが展望できますよ!
どちらからも、まるでミニチュアのような町並みを見渡せるのでおすすめです。
絶対に訪れたい都市 第3位:ホイアン(ベトナム)
続いてはアジアから、ベトナムの古都ホイアンを紹介します。
ホイアンは、かつて国際貿易港として、日本や中国、オランダ、ポルトガルの商船が来航していました。
そのため、旧市街はさまざまな国の影響を受けた建造物が並んでいます。
懐かしさを感じたり、エキゾチックな雰囲気を感じたり、不思議な雰囲気が漂っていますよ。
歴史を感じる建物を見ながら、のんびりと散策を楽しむことができるのがホイアンの魅力です。
夜には、ランタンにカラフルな明かりが灯り、とても幻想的で美しい風景が広がります。
これを見るためにホイアンを訪れてみてほしいくらいです。
古い建物を利用したお洒落なカフェも多く、カフェでのんびり過ごすのもおすすめです。
ベトナムコーヒーは、かなり濃厚なので、練乳を入れて甘~くしてから飲んでくださいね!
暑さで疲れた身体に染み渡ります。
ベトナムは食事もおいしく、はじめての海外旅行や女子旅にもとってもおすすめです!
絶対に訪れたい都市 第2位:マラケシュ(モロッコ)
モロッコのほぼ中央に位置するマラケシュ。
この町の最大の魅力は、複雑に入り組んだスーク(市場)をぶらぶらと歩くことです。
曲がりくねった細い路地には、たくさんの店が所狭しとひしめき合っています。
食料や日用品はもちろん、貴金属にじゅうたん、革製品、鉄、真鍮、…
ありとあらゆるものが売られて、その喧騒と混沌とした雰囲気に飲み込まれそうになります。
モロッコは可愛い雑貨がいっぱい!バブーシュやランプ、タジン鍋など、どれもお土産に持って帰りたくなります。
ほとんど値段が付いていないので、値段交渉も楽しみの一つ。現地の人との交流を楽しんで!
迷路のように入り組んだスークで、迷子になりながら、お気に入りのお土産を探してみましょう。
絶対に訪れたい都市 第1位:ドブロブニク(クロアチア)
ドゥブロブニクは、クロアチア南部、アドリア海に面した小さな港町です。
オレンジ色の屋根瓦と白い壁、紺碧の海のコントラストが美しく、「アドリア海の真珠」の異名がぴったり!
こんなにも美しい都市ですが、実は1991年以降、内戦により甚大な被害を受け、「世界危機遺産」に登録された悲しい経緯があります。
城壁の上から眺めると、屋根に弾丸の跡が残っているところもあり、戦争の悲惨さが伝わりました。
今は、人々の懸命な努力により、このように美しい町並みに戻っています。
歴史を知ってから訪問すると、感動も倍増しますね。
ドゥブロブニクといえば、先ほどの全体風景ばかりが取り上げられがちですが、実は旧市街の中もとってもオシャレ!
石畳の町並みはどこを歩いても可愛らしくて、飽きることがありません。
こんな時は地図をしまって、風景を楽しみながらただただ、散策するのもおすすめです。
細い路地に迷い込むのも、また楽し。
旧市街の対面にあるスルジ山から眺める旧市街も素敵なので、ぜひ見てほしいです。
スルジ山まではケーブルカーを利用して簡単に登れますよ。
体力に余力があれば、下りは景色を楽しみながらのんびりと歩いて下るのもおすすめです。
先ほどまで歩いていた町並みが箱庭のように眼下に見下ろせます。
絶対に訪れたい世界の名所 ~都市編~ まとめ
今回は、可愛らしい町並みや、古い町並みが楽しめる都市を厳選してみました。
町歩きを楽しむもよし、カフェでのんびりするもよし。
素敵な時間を過ごしてくださいね。
参考になれば幸いです。