添乗員に憧れるけど、どんなやりがいがあるんだろう?
大変だけど、やりがいも大きいって聞くけど、本当かな?
この記事では、海外添乗員として10年間で103ヵ国案内した私が、あなたのこんな疑問を解決する情報をまとめました。
ズバリ、私にとって添乗員のやりがいは、
「ありがとう!」「楽しかった!」「またお願いね!」とお客様から直接感謝していただけることでした。
正直、添乗員は体力的にも精神的にもきついことばかりですが、ツアーが終わったあとの達成感と充実感は、ほかでは味わえないものがあります。
実は、転職をして海外添乗員の仕事を離れましたが、このやりがいと感動が忘れられず、また海外添乗員に出戻ったくらいです。
コロナの影響と子育てが重なったため、今はふたたび身を引いていますが、子育てが落ち着いたらまたやってみたい!と思えるくらい、私にとってはやりがいのある仕事でした。
この記事では、そんな私の経験をもとに、添乗員のやりがいについて紹介します。
添乗員という仕事に興味をもっている人の参考になれば嬉しいです。
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添乗員のやりがい5選/「感謝」と「成長」が得られる仕事
私が感じる添乗員のやりがいは、5つあります。
- お客様からの感謝
- ツアーを終えるごとに感じる達成感と成長
- 世界中の人との出会い
- 「好き」を仕事にできる
- 世界を舞台に仕事ができる
私は、転職して添乗員や旅行会社以外の仕事も経験していますが、
添乗員の仕事ほどお客様から感謝され、達成感を味わえる仕事はほかにない
と思っています。
一つずつ、紹介していきます。
添乗員のやりがいは、お客様に感謝されること
ズバリ、添乗員の最大のやりがいは、お客様から直接感謝されることです。
添乗員は、「究極のサービス業」と言われています。
お客様が旅行を楽しんでいただけるよう、ツアー中は常に気配りをしながら、笑顔で対応しています。
思い通りに進まなかったり、トラブルに見舞われることもありますが、とにかくお客様が安全に旅行を楽しんでくれることを願って、頑張っています。
ツアーの最後に、お客様から「ありがとう!」と感謝の言葉をいただけると、たとえ大変なツアーだったとしても、その苦労は全て報われるんです。
「添乗員やっててよかった~!」「頑張ってよかった~!」と思える瞬間です。
私は海外に添乗することがほとんどでしたが、ツアーの締めのあいさつは、最終日のホテルから空港に向かうバスの車内で行っていました。
一通りお礼の言葉を述べたあとで、お客様からあたたかい拍手をいただくことも多く、その時は感動で胸がいっぱいになります。
このように添乗員の仕事は、お客様からダイレクトに感謝の気持ちを伝えていただける点にやりがいがあります。
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添乗員のやりがいは達成感と自己成長/アンケートが成長のカギ
ツアーが終わったあとの達成感は、とにかくハンパなかったです。
成田空港に着いて荷物が出てくるターンテーブルのところで一人一人と最後の挨拶を交わすときは、いつも感動で涙が出そうになっていました。
ツアー中は、仕事の指示や判断をしてくれる上司もいなければ、一緒に頑張る同僚もいません。
時には、天候や不可抗力によってツアーが予定通りに進まなかったり、理不尽なお客様からクレームをいただいたりすることもあります。
そんな時でも、添乗員は自分で最善策を考え、現地のスタッフや日本の旅行会社と連携を取りながら、お客様の対応にあたっています。
一人で、全責任を背負ってツアーを進めているので、相当なプレッシャーを感じています。
無事に日本に戻ってきてツアーが終了する瞬間は、プレッシャーから解放され、何とも言えない達成感と充実感で満たされました。
こんなにも達成感に溢れる仕事は、添乗員以外にないと思います。
この経験を、添乗のたびに繰り返すので、仕事を通して成長を感じられることも添乗員のやりがいのひとつです。
お客様からもらうアンケートは成長のカギ
ツアーが終わると、添乗員はお客様にアンケートを書いてもらいます。
添乗中はほとんど一人で仕事をしているので、添乗員としての仕事ぶりは、このアンケートによって評価されるといっても過言ではありません。
ツアー中はとても満足いただけているように見えても、アンケートに不満やご指摘が書かれていることもあり、アンケートを開けるのは本当にドキドキしました。
でも、たいていのお客様は仕事ぶりをきちんと評価してくださっています。
良い評価をいただけると率直にモチベーションアップに繋がり、達成感を感じます。
また、はじめはあまり良い評価が得られなくても、経験を積むごとに良い評価が得られるようになるのが分かってくるので、成長にも繋がります。
アンケートで指摘や不満が書かれてしまった時は、とても落ち込んでご飯も食べられないくらいショックを受けることもありました。
でも、「次はぜったいに同じことを書かれないようにしよう!」と気持ちを切り替えるようにしていました。
今思えば、私の不十分な点や、至らなかった点をきちんと書いてくれたお客様がいたおかげで、添乗員としての経験値を上げることができ、成長できたのだと思っています。
何年たってもアンケートは苦手でしたが、「お客様からの愛のメッセージ」だと思って(笑)、ありがたく目を通し、至らぬ点を反省して改善することが大切だと思います。
添乗員はファンがつく仕事
お客様からの評価が高く、会社からも信頼されるようになると、「添乗員〇〇と行く!イタリア10日間」というように、自分の名前を冠したツアーを発表してくれることがあります。
お客様のなかには、「この添乗員さんと一緒だったら行ってみたい!」と、同行する添乗員で旅行先を決める人も結構いるんです。
スゴイ添乗員は本当にすごくて、
ファンクラブなの…?
と思うほどお客様が付いているような凄腕添乗員もいます。
そのツアーは、いつもあっという間に満席になってしまう盛況ぶりでした。
私はそこまで極めることはできませんでしたが、自分の名前が付いたツアーが出ることは素直に嬉しかったです。
そして、以前ご一緒したお客様が、私の名前が付いたツアーにまた参加してくれた時は、嬉しくて感無量でした。
中には、行く国やエリアにはそんなに興味がなかったけど、
ゆりなさんがご案内してくれるなら、そこ、行ってみようかしら…!
なんていう太っ腹なお客様もいて、多い方だと5回以上、ご案内させていただいたお客様も数名います。
お客様が自分のファンになってくれて、また自分のツアーに参加してくださるのは、なによりもやりがいに感じました。
添乗員は世界中のいろんな人と出会えるのがやりがい
添乗員ほど、世界各国の人と出会い、知り合いになれる仕事はありません。
ツアー中は、ドライバーやガイド、ホテルやレストランのスタッフなど、たくさんの人と出会います。
特に、ガイドとは、ツアーを成功させるために数日間にわたって協力しあっているので、すっかり意気投合して仲良くなることもしばしば。
ツアーが終わってからも、SNSなどで交流が続いているガイド仲間が結構いるんですよ。
私が添乗員になったころは、まだSNSなどなかったので、メールアドレスを交換して連絡していました。
今となっては、とっても懐かしい思い出です。
また、同じ国に2度、3度と添乗することがありますが、一度お世話になったガイドやドライバーと再会することも多く、その時はとても嬉しかったです。
数年ぶりの訪問で再会を果たしたときなどは、特に感動しますよ。
自然災害や大きな事件があったときなどは、お互いに安否を気遣う連絡をしあったり、コロナで観光業が大打撃を受けているときにも連絡を取り合っている仲間もいます。
添乗員の仕事から身を引いた今も、ふと「あのガイドさん、元気かな。何しているのかな」と思い出すこともあります。
世界中の人とつながりを持ち、お互いのことを心配したり、気にかけたりできる仲間がいるというのは、とても嬉しく素敵なことです。
こんなつながりを持てるのも、添乗員のやりがいの一つと言えます。
お客様との出会いもやりがいになる
添乗先での出会いや再会もやりがいのひとつですが、ツアーに参加するお客様との出会いもまた、やりがいにつながります。
お客様のなかには
- 念願の夢を叶えて実現した
- 新婚旅行や銀婚式など記念イベントで参加した
など、いろいろな思いでツアーに参加しています。
お客様ひとりひとりの旅のドラマに立ち会えるのも、添乗員の仕事をしていて嬉しいと感じる点です。
また、とくに駆け出しのころ、至らない点があってもあたたかく見守ってくれたり、励ましの声をかけてくださったお客様は今でもよく覚えています。
厳しいご指摘をいただいてしまい、夜にひとり涙することもありましたが、今となっては叱咤激励だったと捉えることができます。
添乗員は、ツアー中ずっとお客様と接しているため、その場限りの短時間の接客業とはことなり、お客様と深く関わることになります。
その分、大変なこともありますが、それだけ腹を割った付き合いができるので、接客業を極めたいと考える人にとってはやりがいになるはずです。
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添乗員は「旅が好き」を仕事にできるのでやりがいがある
添乗員は、旅行のサポートをしながら、お給料をいただけるので、「旅が好き」という人には夢のような仕事です。
お客様からの感謝や達成感、人との出会いも大きなやりがいの一つではありますが、究極はやはり、好きなことを仕事にできる点です。
ツアー中は、基本的にお客様と同じ観光地を巡り、同じ食事をして、同じホテルに泊まります。
名だたる観光名所を訪問したり、美味しい食事を食べたり、ちょっと高級なホテルに泊まったり…
これらを、お給料をいただきながら、無料で体験できるので、旅行好きにはたまりませんよね。
大きなやりがいになるはずです!
アジアのツアーが30万円前後、ヨーロッパが60万円前後と考えると、私の場合、年間総額500万円分くらいのツアーに同行していました。
添乗員の給料は、一般的にはそれほど高くありませんが、500万円相当のツアーに行っていると思えば、個人的にはとてもやりがいを感じていました。
時には、自分では絶対に行けないようなハイクラスのツアーやマニアックなツアーに同行できることもあり、私はとてもモチベーションに繋がっていました。
もちろん、仕事なので、プライベートで行っているときのように楽しむことはできませんが、異国の空気に触れ、名所名跡を見ながら、美味しい食事をいただける仕事は、添乗員のほかにはないと思います。
添乗員のやりがいは、仕事の舞台が世界中にあること/近い将来「宇宙」も舞台に?
添乗員のもうひとつのやりがいは、世界を舞台に活躍できることです。
旅行が好きな人にはもちろん
- 英語力を生かしたい
- 国際的な仕事をしたい
- 世界を舞台に活躍したい
こんな人にも向いている仕事です。
私は、約10年間の添乗員人生で103ヵ国を案内してきました。
添乗員でなければ、これだけの国を訪れることはまず不可能だと思います。
どの国にもそれぞれに思い入れがあり、一つ一つのツアーが私の人生の財産となっています。
ズバリ、添乗員人生でいちばん嬉しかったのは、南極へ行けたこと。
南極への添乗が決まったときには、嬉しさで鳥肌が立ってしまいました。
添乗員は、南極さえも仕事の舞台となるのです。
経験を積んでスキルアップし、お客様や会社から信頼を得ることでどんどん行先が広がります。
自分の頑張り次第で、世界中、南極をも仕事の舞台にできることが、添乗員のやりがいです。
私も、自分が南極に行くなど添乗員になるまでは思ってもいませんでしたが、その夢を叶えることができ、大きな自信につながりました。
最近は「宇宙旅行」の話もさかんです。
近い将来、地球を飛び越えて「宇宙」にまで、添乗の可能性が広がるかもしれませんね。
添乗員として宇宙に行けるなんて、考えただけでわくわく・どきどきします!
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【まとめ】添乗員のやりがい/仕事はきついが、それ以上のやりがいがある
今回は、添乗員のやりがい5つを紹介しました。
- お客様からの感謝
- ツアーを終えるごとに感じる達成感と成長
- 世界中の人との出会い
- 「好き」を仕事にできる
- 世界を舞台に仕事ができる
添乗員は、体力的にも精神的にも大変できついと感じることもありますが、それを上回るやりがいを実感できる仕事です。
基本的には、人対人の仕事なので、ホスピタリティに溢れ、人が好きでないと務まりません。
私は、キツさや辛さよりも、やりがいの方が大きく感じられたので、天職だったと思います。
今は事情により添乗から離れていますが、また機会があれば、すぐにでも添乗したい!と思っているほどです。
添乗員という仕事に興味がある人や、これから添乗員になる方の参考になれば嬉しいです。
不明な点があれば、問い合わせフォームからご質問も受け付けています!
充実のサポートだから未経験でも大丈夫!『ダイヤモンドシステム』でツアーコンダクターを目指そう!
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