海外旅行の飛行機での服装は？長時間でも快適に過ごすコツ

海外旅行を目前にして、こんな疑問をお持ちの方は多いはず。

この記事では、海外添乗員として約10年間で103ヵ国を案内してきた私が、あなたのこんな悩みや疑問を解決する記事を用意しました。

ズバリ、長時間座ったままの国際線では、とにかくリラックスできる服がおすすめ！

オシャレは二の次です！

とはいえ、飛行機も公共の場。

パジャマみたいな、あまりにもユルユルの服装はマナー違反だと思うんです。

だって、電車の中ではパジャマは着ないですよね…

ということで今回は、

こんなことをまとめてみました。

約10年間、ほぼ毎月、国際線に乗っていた私が実践していたことなので、きっとお役に立てるはず(^^)♪

飛行機ではリラックスして過ごし、現地に着いてから疲れが残らないようにしてくださいね！

国際線の機内で快適に過ごすための服装選びのコツ

ズバリ、海外旅行で飛行機に乗るとの服装選びのポイントは２つ。

機内ではリラックスできるゆったりした服装がおすすめ

海外旅行ともなると、長時間のフライトとなります。

何時間も同じ体勢で座っているため、血行が悪くなって、むくみや冷えの原因に。

機内では、なるべく締め付け感のない、ゆったりとした服装を選びましょう。

着脱しやすく、体温調整しやすいもの

機内は想像以上に冷房が効いていることが多いです。

航空会社のHPなどでは、平均して24℃前後に設定されていると表記されています。

でも、機内は乾燥していて湿度が低いため、実際はそれより寒く感じる人が多いよう。

実際、東南アジアなど暑い国に向かう飛行機や、夏に出発する場合、冷房が良く効いているように私も感じます。

寒いと感じたら、サッと羽織れるものなど、体温調整がしやすい着脱がスムーズな服装を心がけましょう。

海外旅行で飛行機に乗るときのおすすめの服装

それでは実際に、海外旅行の飛行機内でリラックスして過ごすためのおすすめの服装です。

上着編：おすすめはUVカットのパーカー

飛行機の中は、寒く感じることが多いです。

そんな時に、狭い機内でもさっと羽織れるように、薄手のパーカーがあると便利です。

カーディガンでもいいのですが、

• 顔まで覆えるので、寝顔を隠せる
• 観光中、ちょっとした雨をしのげる
• 紫外線対策にもなる

ので、私はパーカー派。

現地でもホテルやレストランで冷房が効きすぎていることがあるので、１枚あると旅行中も重宝します。

UVカット機能がついているものは、日焼け対策にもなりますね。

ズボン編：ジーンズはNG！おすすめはアウトドアパンツ

ジーンズは定番ですが、国際線に乗るときはおすすめできません。

窮屈で動きにくく、血行が悪くなる原因になります。

ストレッチの利いたリラックスできるものを選びましょう。

とはいえ、ジャージやスウェットなどはラフすぎて、その恰好で空港まで来るのは抵抗がありますよね。

飛行機は公共の場なので、パジャマのようにあまりにラフすぎるスタイルも、マナー的にはどうかと思います。

そこで私のおすすめは、アウトドアブランドとして人気のTHE NORTH FACEの「アルパインライトパンツ」。

バツグンのストレッチでストレスがありません。

足首がシュっと細くなっているので足長効果もあり、アウトドア用でありながらタウンユースとしてもカッコよく履きこなせる一着です。

私はプライベートでも、添乗員として仕事のときでも、こちらのアルパインライトパンツを愛用しています！

カラーも豊富で、私は黒・青・緑の３本持ってます…←持ちすぎ。

旅行先でハイキングなどのアウトドアを楽しむときも、これがあればバッチリ。

遺跡巡りや町歩きでたくさん歩くときも快適で、速乾効果があるので、汗をかいてもベタつきません。

撥水効果もあり、多少の雨ならしのげるのも嬉しいです。

本格的なアウトドアシーンでも使えるものなのでお値段は少々張りますが、もっていて損はない１本です。

ワンピースやゴム紐のスカートもOK

女性であれば、ゆったりしたワンピースや腰回りがゴム紐タイプのスカートもリラックスできますよ。

ずっと座ったままなので、シワになりやすい素材は避けた方がいいですね。

また、スカートタイプは足元が冷えるので、後ほど紹介する冷え対策でしっかり防寒しましょう。

注意点として、飛行機のトイレや現地空港のトイレは、床が濡れていたり、あまり綺麗でないことも。

丈が長いスカートやふんわりしたものだと、裾が汚れてしまいますよ。

ひざ下くらいが安全です。

着圧タイツでむくみ防止

冷え対策とむくみ対策に、着圧タイツはマストアイテム！

女性はもちろん男性にもぜひとも準備してほしいアイテムです。

タイツタイプや靴下タイプがあるので、好みに合わせて選んでくださいね。

私は、はじめはタイツタイプを利用していましたが、お腹周りの締め付けが気になり、太ももタイプに落ち着きました。

化粧室でトイレに座ったまま着脱しやすく、太ももまでしっかりカバーされるので、個人的にはおすすめです。

タイツタイプは、到着した場所が暑い国だと、飛行機で脱いでおかないと蒸れてしまうので気を付けてくださいね。

女性用

男性用

機内では靴を脱いでスリッパに履き替えて

飛行機内では、靴を脱いでリラックスしましょう！

とはいえ、靴下のままだと冷えたり、衛生面で抵抗がある場合も…。

そんなときは、携帯用のスリッパを準備するのがおすすめ。

また、むくみ防止には、定期的に立って歩いたり、足指を動かすことも効果的です。

携帯用のスリッパがあると、いちいち靴を履かなくていいので便利です。

暑い国やビーチに行く場合は、クロックスで代用すれば、現地でも使えて一石二鳥です！

靴編：スニーカーがベスト！ブーツやヒールはNG

ヒールやブーツは、脚が疲れるだけでなく、冷えやむくみの原因になります。

飛行機に乗る際にはおすすめできません。

また、飛行機のトイレの床は濡れていることも多いです。

トイレに行く際にはすぐに靴が履けるよう、着脱しやすい靴やスニーカーが良いでしょう。

旅行先では、町歩きや遺跡巡り、ショッピングなど、たくさん歩くことが多いので、履きなれたものや歩きやすいものを選んでくださいね。

国際線でメイクは落とす？→スッピンがいちばん！【番外編】

海外旅行に向かう機内では、メイクは必ず落としてくださいね。

機内は乾燥しています。

メイクをしたままだと、お肌に相当なダメージがかかりますよ。

方法は３つ。

• スッピンで空港に向かう
• 乗る前に顔を洗ってメイクを落とす
• 飛行機に乗ってから、メイク落としシートを使う

自分に合った方法で対策しましょう！

私は、飛行機に乗ってからメイク落としシートで落とす派です。

メイクを落とすタイミングや化粧品を持ち込む際の注意点はこちらにまとめています。

国際線でコンタクトは外す？　→メガネにすべし！【番外編】

コンタクトユーザーは、国際線ではコンタクトも絶対に外しましょう。

乾燥した機内でうっかり眠ってしまったら、目が開かなくなったり、最悪失明の危険があります！

いちいち外すのが面倒な人は、飛行機に乗る日は、最初からメガネにしたほうが無難です。

私はコンタクトユーザーですが、超ド近眼のため、飛行機に乗ってから外しています。

機内は揺れたり、狭い空間なので、外す際は紛失しないように十分注意してくださいね。

万が一、紛失したときのことを想定して、予備のコンタクトレンズとメガネも絶対忘れずに！

コンタクトユーザーが、海外旅行で気をつけることは、こちらも参考にどうぞ。

まとめ：海外旅行の飛行機はリラックスできる服がおすすめ！

今回は、海外旅行の飛行機で少しでも快適に過ごすための服装を紹介しました。

長時間の国際線では、いかにリラックスできるかがポイント。

こんなことに気をつけてみてくださいね。

意識するかしないかで、快適さが全然違ってきますよ。

参考になれば幸いです！

狭い機内で少しでも快適に過ごすための便利グッズはこちらもどうぞ！

楽しい旅行になるといいですね。