
海外旅行中はリュックかショルダーバック、どっちがいいのかな



スリやひったくりにあいにくいのはどっちだろう…
海外旅行を目前に、サブバックをどうしようか、お悩みの人は多いはず。
この記事では、海外添乗員として約10年間、103ヵ国を案内してきた私が、あなたのこんな疑問や悩みを解決する内容をまとめました。
ズバリ、防犯対策と利便性の面から、私のおすすめはショルダーバック。
荷物の出し入れの際に、カバンが身体から離れることがないのでスリにあいにくく、出し入れもスムーズにできるからです。
リュックと違って、自分の身体の前に荷物があるのも安心ですね。
とはいえ、ショルダーバックは荷物があまり入らなかったり、肩が痛くなったり…とデメリットも。
当然、リュックにもメリットがあります。
この記事を読むことで
- リュックとショルダーのメリットとデメリット
- スリやひったくりに合わない工夫
- 海外旅行におすすめのカバン
が分かります。
行先や日数、現地での活動スタイルなどから、今回のあなたの旅により適切なカバンを選びましょう。
でも、大切なのは、どんなカバンを使うかよりも、スリやひったくりに合わないための心がけだったりします。
残念ながら、リュックだろうとショルダーだろうと、防犯への認識が甘いとひったくられる危険性が高くなります。
この記事を読んで、防犯意識を高めて、状況に応じたカバンを選び、快適で安全な旅行を楽しんでいただけると嬉しいです。
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海外旅行の観光中はショルダーバックをななめがけするのが安全 →添乗員も実践


ズバリ、旅行のプロである添乗員は圧倒的にショルダーバックを使っている人が多いです!
私も、添乗員時代はショルダーバックを愛用していました。
ショルダーバックをななめめがけ(たすきがけ)にして、身体の前に荷物がくるようにして使うのがポイント。
人が多いところや、人と隣接する場所では、荷物に手を添えることでスリやひったくりの被害を減らせます。
スリは警戒心が強い人を、あえてリスクを冒してまでターゲットにすることはないからです。
海外旅行でリュックは危険!?ショルダーバックがおすすめな理由


旅のプロである添乗員がリュックよりもショルダーバックをおすすめする理由は、ズバリ、
防犯対策に優れていて、利便性が高いからです。
ショルダーバックをななめかけにして、荷物を自分の前にしておけば、まずスリの標的になることはありません。
自分の身体の前で荷物を出し入れできる点もポイントです。
スリで狙われるのは〇〇な人
スリは、突然スリを働くのではなく、ターゲットとなる人を探して狙いを定めています。
- 荷物に無防備な人
- キョロキョロと注意散漫な人
- 盛り上がって周りが見えていない人
こんな人を狙っています。
実際にどんな場所や状況でスリにあってしまうかは、こちらにまとめましたので参考に…。


リュックは無防備になりやすいから危険?
海外旅行の観光中は、何かと荷物が多く、出したり入れたりする機会が多くなります。
リュックだと、いちいち荷物を肩からかけたり、降ろしたりしなければなりません。
そんなときは、どうしても無防備になってしまいがち。
リュックを降ろそうとした瞬間、ひったくられてしまうケースがあります。
また、リュックサックは後ろが見えないため、知らぬ間にチャックを開けられてすられていることもあります。


あなたが気付かないうちに、こんなことが起こっているかも知れません。
相手はプロです。
ナイフで切り付けて貴重品を抜き取ることだって朝飯前なのです。
ショルダーバックはななめがけにして荷物を前にすべし
ショルダーバックをななめかけにして、自分の前に荷物がくるようにしておけば、
- 用心深い人だな
- この人から財布は抜き取れそうにないな…
と思われるので、スリの被害にあいにくくなります。
もちろん、荷物を後ろに回していると、隙だらけなので狙われてしまいますよ。
ななめがけにせず、片方の肩にかけておくだけのスタイルは、通りすがりにひったくられる場合があり危険です。
ショルダーバックを使う際は、必ず荷物を自分の前にもってくるようにしてくださいね。
- ななめがけにして荷物は身体の前に
- 荷物を後ろ側に回さない
- 片方の肩にかけるだけはNG
海外旅行でショルダーバックよりリュックの方がいい場合もあり


ショルダーバックは、防犯対策としておすすめですが、もちろん万能ではありません。
こんな場合は、リュックを使った方が良いかも。
- 荷物が多い
- 肩こりがひどい
- ハイキングなどアクティビティをする
状況や行先に応じて、選んでみてくださいね。
荷物が多い
ズバリ、リュックサックの最大のメリットは、荷物がたくさん入ること。
荷物が多い場合は、リュックサックを使った方が快適な場合もあります。
例えば、寒暖差が激しい場所で、防寒着を着たり脱いだりするような場合は、私はリュックを利用していました。
着ていない防寒具を手に持ったり、ショルダーに巻き付けるよりは、リュックに入れてしまった方が快適だからです。
肩こりがひどい
リュックは、たくさんの荷物でも肩に負担なく運べる点がメリットです。
ショルダーバックは、片方の肩に重心がかかるので、どうしても肩が痛くなってしまいます。
肩こりがひどい人や、肩が痛くなってしまう人は、リュックの方が快適かも。
肩こり持ちさんで荷物が重くなる場合は、リュックの利用も検討してみてください。
無理してショルダーバックを利用して、体調が悪くなったり、もたついてスリの標的になっては本末転倒です。
ハイキングなどのアクティビティをする
ハイキングやサイクリングなどを楽しむ場合も、リュックの方が快適ですね。
活動的に動いても、身体への負担が少ないアウトドア用のリュックがおすすめです。
最近は、タウンユースとしても使えるデザイン性の高いものがアウトドアメーカーからも出ていますよ。
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海外旅行でリュックを使うときのスリ対策


リュックサックはたくさんの荷物を身体に負担なく運べる反面、荷物が後ろにあるので不安という人も多いはず。
海外旅行でリュックを使う際は、こんなことに気を付けましょう。
- 混雑した場所では前に抱える
- 貴重品は背中側に入れる
- チャックには鍵をかける
一つずつ見ていきますね。
混雑した場所では前に抱える
人混みや人が近付いてきても違和感がない場所では、リュックを前に抱えましょう。
知らないうちにチャックを開けられたり、ナイフで切られてすられるのを防ぐためです。
具体的には、
- 混雑した観光地
- 公共交通機関
- エレベーターやエスカレーター
- チケット売り場
こうした場所は、人が近くにいても、あまり違和感がありません。
この人、やたらと近づいてくるな…
と思ったら、スリだったというケースはよくあります。
あっ!と気付いた時には、すでにすられていることがほとんどです。
不自然に人が近づいてきたと思ったら、警戒してリュックをしっかり抱えてその場を離れるようにしましょう。
貴重品は背中側に入れる
リュックに財布などの貴重品を入れる場合は、外側のポケットにいれてはいけませんよ。
簡単にスリにあってしまいます。
貴重品は、背中側に入れましょう。
上着やタオルなどがあれば、上からかぶせておくことで、貴重品に簡単にアプローチできなくなります。
こうするだけで、万が一チャックを開けられたとしても、財布をすられる可能性が少なくなりますね。
背中側に、小物が入れられる隠しポケットがついているリュックが使い勝手がよく、防犯にも優れています。
チャックには鍵をかける
出し入れする際に面倒ですが、財布を入れたポケット部分のチャックに南京錠などで鍵をかけてしまう方法もあります。
ただ、これは外から見たら
「ここに大事なものが入っています」
と言っているようなもの。
場合によっては、ナイフなどで切られてすられてしまうことも。
ハイキングなどあまり財布を使わず、かつ人も少ない大自然のなかでアクティビティを楽しむ場合などには効果的です。
海外旅行でリュックとショルダーバック2個持ちはアリ?


ズバリ、リュックとショルダーバックの2個持ち、私はアリだと思います!
というか、実はプライベートで旅行する場合、私は2個使いすることが多いです!
リュックには、上着やペットボトル、ガイドブックなどの重いものやあまり使わないものをいれます。
そして、ショルダーバックには財布とスマホ、ハンカチ程度をいれて常に身体の前にしておくのです。
重たい荷物は快適に運ぶことができますし、財布やスマホを取り出す際はストレスがありません。
2個使いの場合、ショルダーバックだと大きすぎるので、アウトドア用のサコッシュがおすすめ。
軽くてコンパクトですし、撥水タイプもありますよ。
海外旅行中、リュックにもショルダーにもパスポートは入れないで【注意】


海外旅行のサブバックとして、リュックを使うか、ショルダーバックを使うか決まったあなたへ。
絶対に、パスポートはリュックにもショルダーバックにも入れてはいけません。
なぜなら、万が一ひったくられたりすられたりした場合、パスポートもなくなってしまうからです。
お金や荷物がなくなった場合は、これはもう諦めるしかありません。
しかし、海外でパスポートがなくなってしまうと、さまざまな手続きを取らなければ、帰国できません。
楽しいはずの旅行を切り上げて、警察や大使館に行かなくちゃいけません。
しかも、日本語が通じるかどうかも分かりません。
想像しただけでぞっとしますよね。
パスポートホルダーを使うべし
万が一、手荷物がなくなったとしても、パスポートだけはなんとしてでも死守です!!
そのためには、パスポートホルダーの利用するのが確実です。
↓こういうやつですね。
パスポートはパスポートホルダーに入れて、衣服のしたに入れ、文字通り肌身離さず持つようにするのがポイントです。
パスポートホルダーが見える状態だと、いかにも貴重品が入っていることが丸わかりなので、防犯対策としては逆効果です。
かならず、衣服の中に入れて、外からは見えないようにしておきます。
パスポートホルダーは、
- 首からかけるタイプ
- 腹巻きタイプ
2つのタイプがあります。
首からかけるタイプは、着脱しやすい反面、衣服の中でプラプラするのが気になることも。
腹巻タイプは着脱は面倒ですが、フィットしている安心感があります。
お好みで選んでみてくださいね。
ちなみに、私は薄くてかさばらず、洗えばすぐ乾くスポーツ用の腹巻タイプを利用していました!
旅行中は汗をかきやすいので、サッと洗えてすぐ乾くものが清潔に使えてよかったです。
ここだけの話、旅行中は結構汗をかくので、数日使っていると臭くなってしまうんですよ…涙。
ホテルでサッと洗って乾かせるものが良いですよ。
防犯対策については、こちらの記事にもまとめていますので、よろしければ参考にしてくださいね。


【まとめ】海外旅行はリュックよりショルダーがおすすめ!防犯への心がけが大切


今回は、海外旅行にもっていくサブバックとして、リュックとショルダーバック、どちらがいいのか紹介しました。
防犯対策の面から、ショルダーバックの方が自分の身体の前に荷物があるので安全です。
また、荷物を出し入れがしやすく、利便性が高いです。
とはいえ、状況や使い方によっては、リュックが良い場合もあります。
- 荷物が多い
- 肩こりがひどり
- アウトドアやアクティビティをする
こんな時は、リュックの利用を検討してみてくださいね。
リュックとショルダーバックの2個使いもありですよ。
リュックかショルダーバック、どちらを使うかよりも大事なことは、防犯への意識を高めること。
日本では想像もつかない状況や手口でスリが発生します。
どのような場所でスリが発生しやすいかは、添乗員時代の体験談をまとめたので、参考にしてくださいね。


スリが発生しやすい状況や環境を知ったうえで、旅の行き先やスタイルに応じてどちらが良いのか、参考にしてみてくださいね。
楽しい旅行になることを祈っています!



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